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神戸シティ法律事務所ニュースレター [弁護士業について]

 神戸シティ法律事務所では、年2回ニュースレターを発行しています。
 
 私は初めての参加ですが、「ニュースレター」という皆が少しずつコメントする感じのネーミングなのに、かなり毎回力を入れて内容の濃いものを作っています。

 こちらがニュースレターです。 ↓

https://www.kobecity-lawoffice.com/wp/wp-content/uploads/d1589986af47b1659ab653262e1ca027.pdf

 
 今回はやはり、コロナの影響ということで

マイナンバー
コロナの影響とジェンダー
見直される危機管理(コロナ、自然災害、サイバー被害)  ← 村上が書きました
スマートシティ
テレワーク
法廷でのマスク着用
IT裁判
ネット誹謗中傷
コロナ下の子育て

と盛沢山の内容です。

 そして、巻末に新加入した「村上弁護士」と同僚、高島弁護士、高橋弁護士の対談記事もあります。

 ご笑覧いただければ幸いです。

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コロナ下での弁護士活動 [弁護士業について]

 コロナ下での弁護士活動は、今までと色々が全く違っています。

 4,5月はほとんどすべての裁判期日が延期になりました。

 私の所属する神戸シティ法律事務所は、4月10日から現在も、2班体制で、隔日でテレワークになっています。
 家での仕事は、電話を受けて話をしたり、書類を作ったりということはできます。
 事務所とスカイプでつないで、毎日会議もやっています(朝礼、事務所内の弁護士会議、打ち合わせなど)。
 
 

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新型コロナ下での事業継続について [弁護士業について]

 緊急事態宣言が出され、多くの店舗が営業を停止しているなかで、今やどの事業でも大きな影響を受け、まず事業を継続すること、雇用を継続することをどうすればよいかという状況に直面しています。

 直接に休業要請の対象となった業種は本当に厳しい状況です。

 そんな状況では、誰しも、「どうすればよいか、何から手を付けてよいのかわからない」という状態になるはずです。
 ニュースでは、各種の支援策、助成金、特別の融資があることが報じられています。

 こういうとき、全国を見渡すと、何とか人の役に立てないかと工夫を凝らしている専門家がいるもので、たとえば、

永野海弁護士のコロナ支援カード(事業者向け)  ※個人・家族向けもあります

http://naganokai.com/wp-content/uploads/2020/04/c-cardB-1.pdf

は、こういうとき使えるカードが一覧できる、すごく助かるものです。

 私たちの事務所でも、何か自分たちならではの手助けができないかと弁護士と事務スタッフが一緒になって日々考えています。

神戸シティ法律事務所 ブログ「新型コロナウィルス対策」のカテゴリー
https://www.kobecity-lawoffice.com/blog_category/%e6%96%b0%e5%9e%8b%e3%82%b3%e3%83%ad%e3%83%8a%e3%82%a6%e3%82%a3%e3%83%ab%e3%82%b9%e5%af%be%e7%ad%96/

には

 資金繰りについて

 事業継続のために、「損益計算書」を作って、資金をいかに確保し、収支を改善して乗り切るかの検討の仕方

 テナントの賃料(テナント側、オーナー側両方から)

の記事を、実際に私たちが相談を受けたらどうするのか、という視点で解説しています。
 
 弁護士業も、今は裁判期日などはほとんどすべてが延期になり、まったく普通の状態ではありません。
 正直、この状態の中で、どのようにして必要な人に必要なサポートができるか、手探りでやっている状態です。
 しかし、そういう中で、それぞれが自分のスキルや知識を活用して助け合うしかない、そういう時代だと思っています。

 上の事務所のブログ記事も、このブログでの記事も、何かの参考になって、誰かの力になれば幸いです。
 
 
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初めてのテレワーク [弁護士業について]

 先週金曜日から、所属事務所も「隔日出勤」になりました。
 https://www.kobecity-lawoffice.com/1831/

 新型コロナウィルス対応です。

 在宅勤務、テレワークは初めてです。
 家で、ちゃんと仕事ができるのだろうか、と思いましたが、かなりはかどりました。

8:00 久しぶりに朝ドラを朝の時間に観ました。
     
 着替え。
 やはり、気持ちを「仕事モード」にする必要があります。
 襟付きのシャツに着替えました。

9:00 事務所 朝礼 スカイプで参加。

 神戸シティ法律事務所では、9:00に朝礼があります。
 入所前は「シティでは朝礼があるらしいで」「うちの事務所もやる?」とか話していました。

 緊急に業務形態を変えていますので、その状況などの確認が中心。

 自宅にいても、事務所のメンバーの顔を見ることができてうれしかったです。
スカイプ越しですが、私の気づいたことなども伝えることができました。
 「自宅勤務」で事務所に出られないことが寂しいと思っていましたから。

午前中  ある事件の時間がかかる表のまとめなどに取り組みました。
 来客もない状態だからこそはかどる種類の仕事を持って帰っています。

 事務所に電話が何本か。
 事務局から電話で伝えてもらい、すぐに折り返し電話をします。

 普段休日に自宅にいるときは、自宅で仕事の電話をするのは正直しんどいです。
 ただ、今日は「仕事モード」で家にいますから、まったく問題ありません。
 普通に電話で事件の打ち合わせができました。
 むしろ、いつもよりじっくりお話できたかもわかりません。

昼食 家でコロナのニュース見ながら。
 外へ出られないのですが、家であるもので食べる昼食もいいものでした。

午後   大型の事件の記録検討。
 スカイプ会議が一つ。
 それから、事件の書面の起案(弁護士は書面づくりを「起案」といいます)。
     
 電話が何本かありました。
 また、メールでの事件打ち合わせ、また、新たな相談のやりとりなど。

午後6時  私の所属する神戸モーニングロータリークラブのzoomミーティング。
 会合ができないので、zoomを活用して活動を再開しようと話し合っています。

 その後、文書作成やメール対応。
 のち、事務所のメンバーとメールで今日の報告、情報交換をして終業。

 案外、仕事には集中して取り組めはかどりました。
 もちろん、事務所で外部との対応してつないでもらえる体制があること、スタッフの方のおかげですけど、「テレワーク」やってみるとできるもんだ、と思いました。

 コロナ期間、いろいろ不自由ですし、正直物事が思うように進まず焦ります。
 ですが、「これまでやったことないことをやってみよう」期間でもあります。
 
 働き方にしても、もっと効率的であったり、生活との調和の在り方を探る機会でもあります。

 今こそ創意工夫で、明日からも励んでいきたいと思っています。 
   

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2020年4月1日 事務所を移籍しました。 [弁護士業について]

 弁護士になって21年目を迎える2020年4月1日をもって、これまで所属していた神戸シーサイド法律事務所から、弁護士法人神戸シティ法律事務所に移籍しました。

神戸シティ法律事務所 HP
https://www.kobecity-lawoffice.com/

村上のプロフィールページ
https://www.kobecity-lawoffice.com/member/murakami/

 私自身は、社会人になってからはずっと同じ事務所で働いてきたので、転職をすること自体が初めてのことです。
 
 元いた神戸シーサイド法律事務所は本当に素晴らしい環境で、「ボス」弁護士だった故岸本昌己先生、岸本洋子先生、故西山要先生という大先輩に(息子というより孫のように)暖かく指導していただきました。
 いろんな意味でヤンチャでどうしようもなかった20代のころの私に対して、暖かく見守りつつも指導すべきところはきちんと指導し、私のやりたい活動、学びたいことを「何でもやれ」と許してもらえました。
 そのおかげで、様々な経験を積み、平成26年度には兵庫県弁護士会の副会長を務め、仕事でも、大型の民事再生案件や、先物取引・証券被害事件での被害者救済の判決、交通事故の高次脳機能障害案件の判決など、本当にやりがいのある仕事ができました。

 一方で、自分自身の最近の活動、ラジオ番組やロータリークラブ(奉仕団体)などの活動の中で、様々な人々と出会い、特に、神戸、阪神地域を中心に活躍される企業の経営者の方々と話をする機会が増えました。
 これまでと同様、一番大切な「個人」に寄り添いたい気持ちは何も変わりませんが、企業、経営者の方々の一人一人が、もちろん会社の利益は上げなければならないけれども、その基礎に「人々の暮らしを良くしたい、人に幸せを届けたい」という思いで頑張っておられることを沢山実感するようになりました。
 そこで、近年は、それまでの相続、交通事故、消費者問題などの個人の案件のほかに、企業、経営者の方々の法的サポートの仕事の割合を増やしてきました。
 
 そんな中で、縁あって神戸シティ法律事務所に移籍することになりました。
 これまでの事務所、これまでの仕事があり、さまざまな調整が必要なことでしたが、これから自分が力を発揮するとして、それが最も沢山の人々の幸せにつながるようにするためにはどうすれば良いかを考えた結果、当事務所をこれからの仕事の場所と決めました。

 神戸シティ法律事務所所属の弁護士とはこれまでも公私にわたって交流があり、自分がチームの良き一員となって働けるように、気合いが入っているところです。

 依頼者の皆様には、急な異動のために必要書類の手続きや、連絡先の変更など大変お手数をおかけしました。
 今回の移籍を、これまで以上により強く頼っていただける存在になるように活かしていく所存ですので、どうぞこれからもよろしくお願いします。


 
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2020 謹賀新年 [弁護士業について]

 皆様,明けましておめでとうございます。
 
 旧年中は沢山の方に本当にお世話になりました。

 2020年は,これまでにも増して,皆様にとってより頼りになる存在になれるよう,自身の研鑽,事務所体制の整備に努めていく所存です。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

                    2020年元旦 弁護士 村上英樹
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2019年もお世話になりました [弁護士業について]

 本年の執務は今日で最終日になります。

 弁護士登録20年目の1年が終わろうとしています。

 今年も,依頼者の皆様,仕事で関係する他業種の皆様,先輩後輩の同業者の皆様,色んな方々に大変お世話になりました。

 業務そのものとしては,弁護士登録以来,もともと多く取り扱ってきた交通事故案件について,

交通事故相談/弁護士村上英樹 のホームページ
https://www.hideki-m-k.com/

を作りました。
 これは,もちろん多くの弁護士が交通事故被害救済のために取り組んでいるわけですが,私の考え方,つまり,交通事故案件の示談・訴訟などにおいて,「適正な賠償を得るために必要なポイントをしっかり見極め,そのポイントに十分な力を集中することによってあるべき被害救済を実現する」というスタンスを広く知って頂きたいという思いからでした。
 今どきのwebサイト事情からすれば,このホームページがそれほど目立つものではなく(むしろ事の性質上,落ち着いたトーンでの作成をお願いしました),このページがあるからといって依頼が爆発的に増えたとかそういうことはありません。
 ただ,依頼者の方や,依頼を考えて下さる皆様が,私の考え方を知っていただくことで安心感を得られたり,事件への向き合い方の参考にして頂けているなら幸いと思っています。

 また,4月からはラジオ大阪の番組に出演し,8月から「村上英樹の法律相談所」という番組を持つようになりました。

↓ これに関するブログ記事
https://h-m-d.blog.ss-blog.jp/2019-09-04

 老若男女どんな人でも聞きやすいように,優しい語り,かみくだいた解説を心がけています(ブログ記事よりもずっと)。
 公共電波の放送はやはり反響が大きく,「聴いたよ!」と言ってくださる方が思いのほか沢山でした。
 テレビ局,ラジオ局というのも,ネット社会の中で立場が変わってきていますが,それでも社会の中での存在感が大きいことを知りました。

 そして,11月はマレーシアへの事業展開のための(?)旅行で大いに学びました。

マレーシア日記~その1 
https://h-m-d.blog.ss-blog.jp/2019-12-10

 「事業展開の」は具体的には未定です。
 私の考えるのは,日々接する地元神戸の事業者の方々の「行く先」です。
 つまり,ビジネスがグローバル化する中,私が普段お話しする会社経営者の方々も海外進出を考えられている方,すでに海外に拠点を持たれている方が増えてきています。
 そういう時代に,地元企業の「行く先」についても私が何らかの法的なサポートができるよう,自分の対応力を広げたいと思っています。
 マレーシアほか海外進出を私自身が具体的に法的にサポートできる体制ができれば一番よし,私自身で対応できない範囲(現地での法的手続き,裁判など)ならば適切な人(信頼できる現地の法律事務所,弁護士)に「つなぐ」ことができるようになる,そういう範囲を広げて,「村上弁護士に相談すれば何かしら道が開ける」と思ってもらえる存在になりたいと考えています。

 
 そのほか,今年,ご依頼頂く案件として増えたのは,「企業の相談」「相続」の2種類でした。
 
 「企業の相談」というのは,やはり私自身の年齢(40代)がちょうど各企業で中核を担いつつある方々の年齢と近くなってきたというのもあり,また,ここ数年企業経営者が多く集まる奉仕団体(ロータリークラブなど)の活動をするようになったことから,企業経営者とお話しする機会が増えたことによるものと思います。
 去年,会社法務についてのホームページも作りました。

「弁護士村上英樹/経営者の身近なパートナー」
https://www.hideki-m.com/

 企業のうち,ある程度の割合で既に「顧問弁護士」がいると思います。
 が,話してみると,かなり本格的な事業展開をされているのに「顧問弁護士」はおらず,何かことがあったときに弁護士を探している,という企業もありました。
 これからの時代の「顧問弁護士」としては,やはり,対応の速さ,柔軟さに加えて,(変化の激しい時代だからこそ)本質を経営者と共に考えていけるだけの識見を兼ね備える必要があると思っています。

 
 「相続」案件の相談も増えました。
 戦後の日本経済の成長の推移から考えると当然なのですが,今の時代に亡くなられる方が築き上げてこられた財産(遺産)がとても貴重なものになっています。
 たとえば,私は昭和50年生まれ。高校2年生ころ(1992年ころ)がバブル崩壊とされています。
 高度成長期からバブル期までと異なり,私が社会人になってからは,ごく一握りの成功者を除いては,こつこつ働くだけでは財産を築くのが難しい時代になりました。
 私は20代のころなどは「親の遺産など要らない。自分は自分で稼ぐから。」というくらいの気概でないとダメではないか,と思っていました。
 もちろん「気概」はそれはそれでいいのですが,やはり20年くらいの社会経験を経てみると,たとえば,生活設計にしても事業展開にしても,「親世代がしっかり築き上げてくれたもの」があるならば,それは大切にして,それを礎にして生活を良くする,事業を発展させることが理に適っているということがよく分かるようになりました。
 「相続」案件の「意味合い」を深く感じるようになりました。

 このブログも何だかんだといってもう15年くらい続けています。
 弁護士の使命(弁護士法1条 人権擁護と社会的正義の実現)を実現することに真っ直ぐあること,という私の思いは全く変わりません。
 が,その中身をどう考えるか,ということについては毎年,毎月,毎日「気づき」があります。
 それは多くの方々,多くの事件に関わらせて頂いていることによる「気づき」です。

 自分が仕事できていること,それは,依頼者の皆様,他業種の皆様,事務所の他の弁護士,事務スタッフ,家族のお陰です。
 その感謝をもって,来年以降も精進していきたいと思っています。
 
 それでは皆様良いお年を。
 2020年もどうぞよろしくお願いいたします。

                     神戸シーサイド法律事務所
                         弁護士 村上英樹
 
 
 
 
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サマークラーク [弁護士業について]

 私の所属事務所 神戸シーサイド法律事務所 で,今年は「サマークラーク」を募集します。

募集要項
 https://www.kobeseaside-lawoffice.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/03dd1213bc177e8883b87922d306fdeb.pdf

 司法試験受験生や法曹関係者以外の方は,「サマークラーク」って何?というところでしょう。

 「サマークラーク」というのは,簡単に言うと「事務所体験」であって,司法試験に合格する前の段階(ロースクール生その他の受験生の段階)で法律事務所で短期間の研修をするというものです。

 なので,司法試験に合格した後の「司法修習生」とは違います。それより前の段階です。

 最近は,東京などの大手の事務所を中心に「サマークラーク」が実施されるようになりました。
 
 通常は,たくさん人数をかかえる渉外法務,企業法務の大事務所が弁護士採用活動として「サマークラーク」を実施する例がほとんどです。

 
 今回,私の事務所で「サマークラーク」を実施することにしたのは,法曹を目指す人に,早い段階で,

地方都市である神戸で

企業法務だけでなく個人の案件も幅広く行う法律事務所

そこで働く弁護士の姿

を見てもらいたいと思ったからです。
 
 東京の大事務所を見学することはもちろん良い,だが,それと同じタイミングで,地元で職人的に仕事をする法律事務所も見ておいてほしい,という思いからです。


 欲を言えば,将来同じ事務所で働くかどうかは別として,

共に新しい時代の弁護士の在り方を創っていける人

(世代を超えて)互いに知的な刺激を与え合える仲間

神戸の街を盛り上げることができる同志

に出会うことができればいいな,という気持ちもあります。

 
 「仕事も勉強も遊びも一生懸命!」というタイプの方を特に歓迎します。

 
 これからも私自身が研鑽していくことは変わりませんが,それに加えて,次世代の弁護士の皆さんとともに歩むことにも力を入れていきたいと思っています。




 


 

 



 

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謹賀新年(2019年) [弁護士業について]

 明けましておめでとうございます。

 新しい年が明けました。
 年末年始休みは,少し仕事もしましたが,大部分の時間をリフレッシュにあてることができました。
 昨年の御用納めのときは,正直言って「正月休みいらない!」と思いながら休みに入りましたが,やっぱり,リフレッシュは必要なものです。
 休んでいると不思議に色んなアイデアや,今年やりたいことしたいことが浮かんでくるもので,心の栄養が全ての根底だな,と改めて思います。

 さて,私のブログでの恒例,紅白歌合戦の感想です。
 
 今年はなんといってもMISIAです。
 もう,あの歌声は日本の宝です。
 
 
アイノカタチfeat.HIDE(GReeeeN)

アイノカタチfeat.HIDE(GReeeeN)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: アリオラジャパン
  • 発売日: 2018/08/22
  • メディア: CD



 去年の新曲「アイノカタチ」から,デビュー曲「つつみ込むように」。
 
 もう高音の伸びも,全体的な厚み,情熱,最高としかいいようがありません。
 ライブにも何回か行ったことがありますが,リアルタイムでMISIAが歌っているのを聴くのは魂ふるえます。
 
 そして,MISIAの「つつみ込むように」は20年前のデビュー曲だそうです。
 
 20年前,というと私の弁護士デビューと同じだったのです。

 確かに,そういえば私の社会人(弁護士)初期はまさにMISIAとともにありました。ほぼ毎日聴いていました。
 そのMISIAが変わらぬ健在ぶり,というか,さらにどんどん進化する姿を見せてくれていることは本当に勇気づけられます。

 今年も,一人でも多くの方の助けになるよう精一杯努めますのでどうぞよろしくお願いいたします。


 
  
 

  
 



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今年もお世話になりました。 [弁護士業について]

 私の事務所も本日で今年の業務を終わります。

 一年間,色んな場面で関わった皆様,本当にお世話になりました。

 私の依頼事件に対する仕事のスタンスは

「まるでその人の事件しかやっていないかのような仕事」
 https://h-m-d.blog.so-net.ne.jp/2018-02-14

です。これは弁護士になってからずっと変わりません。

 ただ一方で,今年は特に事件をご依頼頂く機会に多数恵まれ,また,弁護士業務(事件)以外でも弁護士会,奉仕団体(ロータリークラブ),研究会で色んな役割を得ることができ,またその他の私的な勉強会・交流会も主宰させて頂く巡り合わせが多くあり,充実の上にも充実の一年でした。
 私生活でも,身内の者の長年の努力が報われた出来事や,今年一年かかわった司法修習生の若人の皆さんが私のためにサプライズ感謝祭をして下さってとても感激したことなど,これまでにない「てんこもり」の一年でした。

 
 さて,ありがたいことに業務が急増してきたことから,弁護士登録20年目を迎える来年からは,事務所の弁護士体制を拡大(新規登録弁護士を採用)する予定になっています。

 もともと,私は「まるでその人の事件しかやっていないかのような仕事」をあくまで「自分の手」でやることに強いこだわりがありました。
 が,より多くの方々の助けになるため,他の弁護士スタッフの力を借りつつもやはり,私の思う「まるでその人の事件しかやっていないかのような仕事」ぶりを依頼者の皆様に感じて頂けるよう励んでいきます。

 
 話は変わりますが,先日,映画「ボヘミアン・ラプソディー」を観ました。
 私がクイーンを知ったのは,ボーカルのフレディ・マーキュリーが亡くなったニュースがきっかけです。
 当時高校生だった私は,元町のヤマハ教室でキーボードを習っていたのですが,先生からこの話題を振られ,「クイーン知りません。」と言うと,「えー?クイーン知らんのか,君らの世代は。クイーンは絶対聴いた方が良いよ。めっちゃ格好いいから」という話をきっかけに聴くようになったのです。
 そんな時代を思い出し,血が沸き立つような映画でした。
 
 また,その一方で,特にフレディの孤独,マイノリティの立場の苦しさなども感じずにはいられない映画でした。
 関連して,クイーンのドラム ロジャー・テイラーさん(今の) へのインタビューをテレビでみました。
 https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181226/k10011759981000.html
 
 映画を観た方はおわかりと思いますが,一番スッキリとした顔立ちの,歯大生だった(そして映画中でしょっちゅうフレディと喧嘩していた)ドラマーです。

 このインタビューで,テイラーさん(本物)はこの映画に関連して「多くの人は皆、何かしらのマイノリティーだと思う。そうした人たちが共感できることがあれば、そしてそこから力をもらうことができればいいなと思うよ。」と語っていました。

 私も過去にブログ記事 「少数者の人権は少数者のためにあらず」https://h-m-d.blog.so-net.ne.jp/2009-12-09 を書いていました,テイラーさんと同じ思いです。
 
 今,世界中に影響力を持つクイーンの「実の」ドラマーであるテイラーさんが,こういう思いを発信され,それが共感を生んでいること,これからの世界の価値観に影響を与えるであろうことが,とてもうれしいことに思えます。

 
 話は戻ります。
 
 私が過去記事「少数者の…」を書いた2009年(約10年前)は,私の仕事の割合としても,「1人1人」個人の立場そのものに立つ仕事が多かったのです。
 だから,「1人1人を大切にして」「少数者の人権を大切に」は自然なメッセージでした。
 
 それが10年経ち,自分も弁護士会の役員を経験するなど立場が変わり,同級生,学友たちも多くが経営者や管理職など責任ある地位に就き・・・となり,私の仕事の割合も「1人1人」ではなく,「会社の立場」「経営者の立場」「団体全体の立場」を考える仕事の割合が増えました。
 そうなると「少数者の人権」と形の上では「衝突」するかのような場面も出てくるのです。
 
 ただ,やはり,本質はテイラーさんいうように,マイノリティの立場は「多くの人」が共有するものなのです。「皆,何かしらのマイノリティー」なのです。
 だから,「懐の深い」社会や,「懐の深い」会社などをつくっていくことは,「多くの人」が幸せになる,ひいてはリーダーや経営者も幸せになる道なのだと思います。
 個の立場の尊重と,全体の調和,バランス。その最適解を見つけ出していく努力はとても大切なものなのだと思います。
 
 弁護士20年目,年齢にして43歳,大人の中でのまた大人になる年ごろにして,自分自身が肝に銘じるべきことのように思っています。

 
 そうして,来年は,「私一人の手で出来ること」の領域から拡大し,されど仕事の質はより向上させ,もっと多くの人の幸福に役立てるように,弁護士業にますます励んでいきたいと思います。
 
 皆様,これからもどうぞよろしくお願いします。


 

 
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