無理なくSDGs [その他]
経営者の集まりに出席すると、今は、
SDGs
ESG消費、ESG投資
等の話が必ず出ます。
「環境にやさしい」
「人にやさしい」
「多様性を認める」
ということが企業に求められていて、
そうでなければ、
お客さんから商品、サービスを買ってもらえない
取引先からも仕事がもらえない
と言われます。
SDGsそのものは、「人間ひとりひとりを大切にしよう」というものですから、私は大賛成です。
憲法の守ろうとする最高価値である「個人の尊厳」というのと全く同じです。
これがビジネスでも要求されるのだ、ということは正しいことです。
ただし、「今までと違ったルールへの対応が要求される」ということは、格差を生む恐れがあります。
大企業は、「環境保護」のための事業や、設備投資、人の教育にもお金をかけられます。
一方、余裕の少ない中小企業はそれが困難です。
そういう中、
「SDGsと言ってもそれは大企業のもの」
「ウチでそんなこと言っても一円にもならない。むしろマイナス」
という率直な声も聞かれます。
私が思うのは、SDGsにしても、「働き方改革」にしても、「賃金アップ」にしても、全て良いことなのですが、
「すぐに対応しなければ、ゲームから退場しなければならない」
というような在り方になってしまっては、かえって、強い者だけが勝ち残る、むしろSDGsの「取り残さない」理念と逆の現象も生んでしまう、ということを危惧します。
ですので、今私が考えているのは、中小企業向けの
「無理なくSDGs」
です。
「SDGs」は「ゴール」(目標)ということではありますが、一社で達成する目標ではありません。
会社の規模、状況に応じて、それぞれができる範囲で無理なくやっていくことで、世界全体として人類の目標を達成していけばよいことです。
ですので、
「SDGsは大企業のもの」
にならない、
「無理のないSDGs」の取り組み方
を経営者の皆様と一緒に模索して、それを広げていく取り組み、ということが必要だし、それをしていきたいと考えています。
SDGs
ESG消費、ESG投資
等の話が必ず出ます。
「環境にやさしい」
「人にやさしい」
「多様性を認める」
ということが企業に求められていて、
そうでなければ、
お客さんから商品、サービスを買ってもらえない
取引先からも仕事がもらえない
と言われます。
SDGsそのものは、「人間ひとりひとりを大切にしよう」というものですから、私は大賛成です。
憲法の守ろうとする最高価値である「個人の尊厳」というのと全く同じです。
これがビジネスでも要求されるのだ、ということは正しいことです。
ただし、「今までと違ったルールへの対応が要求される」ということは、格差を生む恐れがあります。
大企業は、「環境保護」のための事業や、設備投資、人の教育にもお金をかけられます。
一方、余裕の少ない中小企業はそれが困難です。
そういう中、
「SDGsと言ってもそれは大企業のもの」
「ウチでそんなこと言っても一円にもならない。むしろマイナス」
という率直な声も聞かれます。
私が思うのは、SDGsにしても、「働き方改革」にしても、「賃金アップ」にしても、全て良いことなのですが、
「すぐに対応しなければ、ゲームから退場しなければならない」
というような在り方になってしまっては、かえって、強い者だけが勝ち残る、むしろSDGsの「取り残さない」理念と逆の現象も生んでしまう、ということを危惧します。
ですので、今私が考えているのは、中小企業向けの
「無理なくSDGs」
です。
「SDGs」は「ゴール」(目標)ということではありますが、一社で達成する目標ではありません。
会社の規模、状況に応じて、それぞれができる範囲で無理なくやっていくことで、世界全体として人類の目標を達成していけばよいことです。
ですので、
「SDGsは大企業のもの」
にならない、
「無理のないSDGs」の取り組み方
を経営者の皆様と一緒に模索して、それを広げていく取り組み、ということが必要だし、それをしていきたいと考えています。
世界のルールトレンドを知る ~Rule Watcher~ [その他]
最近、情報収集に新しいサービスを利用し始めました。
株式会社オシンテックさんのRuleWatcher
https://www.osintech.net/rulewatcher-community です。
オシンテックさんは2018年設立のベンチャー企業です。
私の事務所(神戸むらかみ法律事務所)も、顧問としてサポートさせていただいています。
2022年4月11日の日経新聞(地域のチカラ)
「国際ルール収集、企業の海外展開後押し オシンテック」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF202YD0Q2A120C2000000/
日経でも取り上げられています。
これは画期的なサービスで、世界各国の行政機関、EU、研究機関の発表する「ルール」に関する情報を、AIが自動的に収集し、分類して見られるというものです。
たとえば、「個人情報保護」とか「労働者の人権」とか、テーマごとに世界のルールに関する動きが分かります。
言語はどうなるの?外国語ちゃうん?
ということなのですが、すべて、一旦は英語に翻訳されたうえで分類、整理されています。
もちろん、原語のサイトに飛ぶことができます。
実際、私が読むうえでは、ブラウザ(GoogleChromeなど)の「日本語に翻訳」機能を使って読んでいます。
たとえば、今、プライバシーの問題はとても重要です。
日本の個人情報保護法の改正も、欧州のルールの流れの影響がものすごく受けています。
これからどう変わるかを知る上でも、世界、特に欧州のルールの動向を見ておく必要があります。
このサービスでは、「昨日、アイルランド政府がこんな発表をした」という情報がほぼリアルタイムで把握できます。
ですので、このサービスで情報をたまに見ていると、日本に来る前の世界のルールの動きが分かり、その結果、
これから日本でどんな風にルールが変わるのか?
法律はどんな風にかわるのか?
企業が海外に進出、または、海外企業と付き合う場合は何に気を付けるべきか?
今、日本で裁判を戦う場合でも、使える「新しい発想」がないか?
のヒントを得られます。
私が弁護士になって以来のモットーは「分かってこそ法」というものです。
自分に関係する法、ルールをまず知って、自分や他人を大切にするために使えるようにする。
これが「法の支配」の本来の姿です。
このことを、世界規模で、しかもAIのテクノロジーを使って、これまでにないデータ収集力、スピードで実現するというのが、RuleWatcherですから、そのコンセプトにものすごく共感しています。
このサービスはPro版は有料ですが、情報の検索機能は無料で利用できます。
何らかの社会課題を解決したい!という方であれば、RuleWatcherに登録でき、世界のルール情報に触れることができます。
現在、法律家、研究者だけでなく、政府関係の方、民間企業の法務担当者やコンサルタントの方、学生さんなども多数利用されているようです。
それ以外の方でも、とにかく世界のルールトレンドを覗いてみることは、新聞・テレビとはまた違って面白いので、大変おススメです。
欧州委員会(EU)の発表や、カナダ政府の発表をリアルタイムで見るのは、ちょっとした海外留学、海外旅行気分も味わえます。
また、RuleWatcherは会員登録すると、RuleWatcherコミュニティ(Web上)に参加でき、参加者間で情報交換、交流ができます。
マンスリーマガジンのような記事もあります。
最新のRuleWatcherの記事で、私へのインタビューをしていただきました。
以下に引用します。
「高橋」さんが、RuleWatcherのこの記事のインタビュアー兼執筆者です。
(RuleWatcher「ルールウォッチャーズに迫る」2022年5月31日記事より引用)
【今月のルールウォッチャーさんは?】
今月ご紹介するのは、弁護士の村上英樹さん!
「職場環境」をキーワードに、早速ご関心を伺っていきましょう~
髙橋:それでは早速ですが、村上さんのご関心を伺っていきたいと思います。
村上さん:個々人の能力が最大限に発揮される職場環境づくりに関心を持っています。
これまでも、所属していた法律事務所で、業務の効率化やDXに取り組んできました。
技術的な改革により多くの人がクリエイティブな仕事に恵まれることと、
組織の在り方が個人の心の自由な動きを尊重する形に変わっていくことで、
人がより才能を発揮できる環境を広げていくサポートをしていきたいと考えています。
髙橋:なるほど。職場環境はすべての基本と考えると、広く他の社会課題とも繋がってきますね。RuleWatcherではどのような情報をチェックされていますか?
村上さん:Privacy protectionやUniversal Human rights、Beyond capitalism辺りですね。
髙橋:そのなかで、普段RuleWatcherが役立っている点や期待されていることがあれば教えてください。
村上さん:「日本でニュースになる」「日本の法改正の動きができる」それらよりも遥かに早く
「次に来る」トピックがわかることです。世界の一次情報をチラッと目にするだけで、感覚が変わるのを感じます。
今の関心事に労働者の「繋がらない権利(RIght to disconnect)」があります。
リモートワークが広がる一方で、24時間心が休まらず精神のバランスを崩す人が増えています。
メールや職場チャットといった便利なツールとの関係でも、人間を守るルールが必要と感じています。EUではこの議論がかなり進んでいると聞きますが、
日本でも間違いなく必要で、そのことに繋がる知見をRuleWatcherから得られるのでは、と期待しています。
髙橋:有難うございます。引き続き、有効な情報収集に役立てていただければ幸いです!
(引用終わり)
こんな感じで、これからの世界、これからの企業活動と人の生活の在り方、そのルールの共有などを支えていく、とても楽しみなサービスですので、その発展を期待しています。
私たち弁護士の仕事も、
「現在の法律をあてはめる」
だけでは足りません。
それが、
「本当に問題の解決、関係者の幸せになっているのか?」
という観点はとても大事で、それには広い視野が必要です。
そういう感覚は、人生経験、教養その他あらゆる自分が持つ要素を総動員するのですが、そこに、
「世界はどこに向かっているのか」
「(地球規模で)どんなルールを人々は求めているのか」
という視点をより強化できれば、自分の日々の活動にも役立つ、と感じています。
株式会社オシンテックさんのRuleWatcher
https://www.osintech.net/rulewatcher-community です。
オシンテックさんは2018年設立のベンチャー企業です。
私の事務所(神戸むらかみ法律事務所)も、顧問としてサポートさせていただいています。
2022年4月11日の日経新聞(地域のチカラ)
「国際ルール収集、企業の海外展開後押し オシンテック」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF202YD0Q2A120C2000000/
日経でも取り上げられています。
これは画期的なサービスで、世界各国の行政機関、EU、研究機関の発表する「ルール」に関する情報を、AIが自動的に収集し、分類して見られるというものです。
たとえば、「個人情報保護」とか「労働者の人権」とか、テーマごとに世界のルールに関する動きが分かります。
言語はどうなるの?外国語ちゃうん?
ということなのですが、すべて、一旦は英語に翻訳されたうえで分類、整理されています。
もちろん、原語のサイトに飛ぶことができます。
実際、私が読むうえでは、ブラウザ(GoogleChromeなど)の「日本語に翻訳」機能を使って読んでいます。
たとえば、今、プライバシーの問題はとても重要です。
日本の個人情報保護法の改正も、欧州のルールの流れの影響がものすごく受けています。
これからどう変わるかを知る上でも、世界、特に欧州のルールの動向を見ておく必要があります。
このサービスでは、「昨日、アイルランド政府がこんな発表をした」という情報がほぼリアルタイムで把握できます。
ですので、このサービスで情報をたまに見ていると、日本に来る前の世界のルールの動きが分かり、その結果、
これから日本でどんな風にルールが変わるのか?
法律はどんな風にかわるのか?
企業が海外に進出、または、海外企業と付き合う場合は何に気を付けるべきか?
今、日本で裁判を戦う場合でも、使える「新しい発想」がないか?
のヒントを得られます。
私が弁護士になって以来のモットーは「分かってこそ法」というものです。
自分に関係する法、ルールをまず知って、自分や他人を大切にするために使えるようにする。
これが「法の支配」の本来の姿です。
このことを、世界規模で、しかもAIのテクノロジーを使って、これまでにないデータ収集力、スピードで実現するというのが、RuleWatcherですから、そのコンセプトにものすごく共感しています。
このサービスはPro版は有料ですが、情報の検索機能は無料で利用できます。
何らかの社会課題を解決したい!という方であれば、RuleWatcherに登録でき、世界のルール情報に触れることができます。
現在、法律家、研究者だけでなく、政府関係の方、民間企業の法務担当者やコンサルタントの方、学生さんなども多数利用されているようです。
それ以外の方でも、とにかく世界のルールトレンドを覗いてみることは、新聞・テレビとはまた違って面白いので、大変おススメです。
欧州委員会(EU)の発表や、カナダ政府の発表をリアルタイムで見るのは、ちょっとした海外留学、海外旅行気分も味わえます。
また、RuleWatcherは会員登録すると、RuleWatcherコミュニティ(Web上)に参加でき、参加者間で情報交換、交流ができます。
マンスリーマガジンのような記事もあります。
最新のRuleWatcherの記事で、私へのインタビューをしていただきました。
以下に引用します。
「高橋」さんが、RuleWatcherのこの記事のインタビュアー兼執筆者です。
(RuleWatcher「ルールウォッチャーズに迫る」2022年5月31日記事より引用)
【今月のルールウォッチャーさんは?】
今月ご紹介するのは、弁護士の村上英樹さん!
「職場環境」をキーワードに、早速ご関心を伺っていきましょう~
髙橋:それでは早速ですが、村上さんのご関心を伺っていきたいと思います。
村上さん:個々人の能力が最大限に発揮される職場環境づくりに関心を持っています。
これまでも、所属していた法律事務所で、業務の効率化やDXに取り組んできました。
技術的な改革により多くの人がクリエイティブな仕事に恵まれることと、
組織の在り方が個人の心の自由な動きを尊重する形に変わっていくことで、
人がより才能を発揮できる環境を広げていくサポートをしていきたいと考えています。
髙橋:なるほど。職場環境はすべての基本と考えると、広く他の社会課題とも繋がってきますね。RuleWatcherではどのような情報をチェックされていますか?
村上さん:Privacy protectionやUniversal Human rights、Beyond capitalism辺りですね。
髙橋:そのなかで、普段RuleWatcherが役立っている点や期待されていることがあれば教えてください。
村上さん:「日本でニュースになる」「日本の法改正の動きができる」それらよりも遥かに早く
「次に来る」トピックがわかることです。世界の一次情報をチラッと目にするだけで、感覚が変わるのを感じます。
今の関心事に労働者の「繋がらない権利(RIght to disconnect)」があります。
リモートワークが広がる一方で、24時間心が休まらず精神のバランスを崩す人が増えています。
メールや職場チャットといった便利なツールとの関係でも、人間を守るルールが必要と感じています。EUではこの議論がかなり進んでいると聞きますが、
日本でも間違いなく必要で、そのことに繋がる知見をRuleWatcherから得られるのでは、と期待しています。
髙橋:有難うございます。引き続き、有効な情報収集に役立てていただければ幸いです!
(引用終わり)
こんな感じで、これからの世界、これからの企業活動と人の生活の在り方、そのルールの共有などを支えていく、とても楽しみなサービスですので、その発展を期待しています。
私たち弁護士の仕事も、
「現在の法律をあてはめる」
だけでは足りません。
それが、
「本当に問題の解決、関係者の幸せになっているのか?」
という観点はとても大事で、それには広い視野が必要です。
そういう感覚は、人生経験、教養その他あらゆる自分が持つ要素を総動員するのですが、そこに、
「世界はどこに向かっているのか」
「(地球規模で)どんなルールを人々は求めているのか」
という視点をより強化できれば、自分の日々の活動にも役立つ、と感じています。
謹賀新年~紅白は大泉洋さんの司会が特に [その他]
皆さま明けましておめでとうございます。
今年は前年よりは年末年始に出かけることもでき、人と会うこともできました。
毎年欠かさず感想を書いている紅白歌合戦について。
2021年のアーティストのみなさんももちろん良かったのですが、司会の大泉洋さんが特に素晴らしかったと思います。
朝ドラとか、映画「新解釈三国志」とかに出演されているのも大変楽しませていただきましたが、劇中ではないトークもしぐさも全てが最上級のエンターテイナーで、空気を変えられる方だと改めて感じました。
今年の大河ドラマにも出演されるようで楽しみです。
歌の方は、MISIAさんの圧巻ぶりはもうこのところなくてはならない感じになっています。
カムカムエブリバディもすごくよかった上白石萌音さんの何にでも全力、クオリティを高める姿勢にも感動しました。声のまっすぐに澄んだ感じ、また出ているオーラが素晴らしいです。
氷川きよしさんは、自分の本当に歌いたい歌を歌った感じで、これまでと違った意味でグッとくるものがありました。周りから求められる姿を懸命に実現してきた「これまで」ももちろん立派でしたが、「本当に自分らしくある」ことを大切にする氷川さんの「今」の姿はまた違った勇気、元気を感じます。
以上のようなことで、今回の紅白のアーティスト、司会のみなさんの姿をみて、改めて、「心」「体」「言葉」が一致する状態こそが人のベストパフォーマンスを産む、また幸せな状態である、と感じています。
自分自身がこの一致状態にあり、また、自分だけでなく多くの人がそんな良い状態でおられる世の中を作る、そんな場を作ることを今年はテーマに励んでいきたいと思います。
皆様、本年もどうぞよろしくお願いします。
今年は前年よりは年末年始に出かけることもでき、人と会うこともできました。
毎年欠かさず感想を書いている紅白歌合戦について。
2021年のアーティストのみなさんももちろん良かったのですが、司会の大泉洋さんが特に素晴らしかったと思います。
朝ドラとか、映画「新解釈三国志」とかに出演されているのも大変楽しませていただきましたが、劇中ではないトークもしぐさも全てが最上級のエンターテイナーで、空気を変えられる方だと改めて感じました。
今年の大河ドラマにも出演されるようで楽しみです。
歌の方は、MISIAさんの圧巻ぶりはもうこのところなくてはならない感じになっています。
カムカムエブリバディもすごくよかった上白石萌音さんの何にでも全力、クオリティを高める姿勢にも感動しました。声のまっすぐに澄んだ感じ、また出ているオーラが素晴らしいです。
氷川きよしさんは、自分の本当に歌いたい歌を歌った感じで、これまでと違った意味でグッとくるものがありました。周りから求められる姿を懸命に実現してきた「これまで」ももちろん立派でしたが、「本当に自分らしくある」ことを大切にする氷川さんの「今」の姿はまた違った勇気、元気を感じます。
以上のようなことで、今回の紅白のアーティスト、司会のみなさんの姿をみて、改めて、「心」「体」「言葉」が一致する状態こそが人のベストパフォーマンスを産む、また幸せな状態である、と感じています。
自分自身がこの一致状態にあり、また、自分だけでなく多くの人がそんな良い状態でおられる世の中を作る、そんな場を作ることを今年はテーマに励んでいきたいと思います。
皆様、本年もどうぞよろしくお願いします。
zoomセミナー「企業経営とLGBT](6/23,6/29) [その他]
来る6月23日、29日の午後4時から、「企業経営とLGBT」をテーマに私が講師を務めてzoomセミナーを行います。
LGBTに関する企業の取り組みについて、労務関係のことだけでなく、企業の成長発展にものすごく意味がある、ということをお話ししたいと思っています。
どなたでも参加可能ですので、希望される方は下記HPからお申し込みください。
神戸シティ法律事務所 オンラインセミナー「企業経営とLGBT」
https://www.kobecity-lawoffice.com/2442/
このところ、ニュースでも、LGBT理解推進法案の話題や、経済産業省事件の判決の話が取り上げられています。
私も、最近は、LGBT関係の本を読んだり、関係する活動をしている人や、当事者家族の人の話を聞いています。
最初は、自分は何も知らないので、ということで本を読んだりし出したのですが、勉強すればするほど、目から鱗、ダイバーシティとは何か、個人の尊厳とは何か、考え方が日々変わっています。
また自分の中にある固定観念についても見直すきっかけになっています。
このテーマは知れば知るほど、LGBTだけの問題ではなくて、色んな点で、どれだけ個人個人のあるがままを認めあえるか、という究極のテーマの問題になっていきます。LGBTはその一環、ということ。
どうしても、人それぞれ、自分の経験から物事を見ます。
対人関係においても「好きなタイプ」「苦手なタイプ」「馴染みやすいタイプ」「馴染みにくいタイプ」があり、それはそれで仕方ないことです。
しかし、「自分とは異質」とか「自分にとって心地よくない」というだけで「人」を排除することは、自分も他人も苦しめることになります。
また、企業の運営や職場づくりのうえで「限界」となってしまいます。
じゃあ、どうすればいいの?
どういう考え方、ポリシーを私たちは持てるのだろう?
ということは、立ち止まって考える価値が大いにあるテーマです。
会社に居る人が財産、というもあるし、SDGsなどもしかり、人類全体がこれから実現していきたい価値観を大切にすることが企業を発展させるためにはますます欠かせなくなります。
憲法がいう「個人の尊厳」というのはまさにそれです。
一人一人がかけがえのない存在として大切にされること。
それでこそ、人は本来のパフォーマンスを発揮できるはずです。
多くの人が何らかの意味でマイノリティ、とクイーンのメンバー(テイラー)は言いました。
少数者の人権は少数者のためならず。みなが幸せに生きるためのもの。
かつては「別物」に見えたかもしれない「企業利益」と「人権尊重」とは、今、情報に垣根もなく、人が意見交換を即座にできるインターネット時代においては、ごまかしようもなく、どんどん融合していきます。
こういう観点から、LGBTの基礎知識、憲法・法律との関係、企業が取り組むとすればどうする、PRIDE、ケーススタディなどを60分めいっぱいお話しします。
LGBTに関する企業の取り組みについて、労務関係のことだけでなく、企業の成長発展にものすごく意味がある、ということをお話ししたいと思っています。
どなたでも参加可能ですので、希望される方は下記HPからお申し込みください。
神戸シティ法律事務所 オンラインセミナー「企業経営とLGBT」
https://www.kobecity-lawoffice.com/2442/
このところ、ニュースでも、LGBT理解推進法案の話題や、経済産業省事件の判決の話が取り上げられています。
私も、最近は、LGBT関係の本を読んだり、関係する活動をしている人や、当事者家族の人の話を聞いています。
最初は、自分は何も知らないので、ということで本を読んだりし出したのですが、勉強すればするほど、目から鱗、ダイバーシティとは何か、個人の尊厳とは何か、考え方が日々変わっています。
また自分の中にある固定観念についても見直すきっかけになっています。
このテーマは知れば知るほど、LGBTだけの問題ではなくて、色んな点で、どれだけ個人個人のあるがままを認めあえるか、という究極のテーマの問題になっていきます。LGBTはその一環、ということ。
どうしても、人それぞれ、自分の経験から物事を見ます。
対人関係においても「好きなタイプ」「苦手なタイプ」「馴染みやすいタイプ」「馴染みにくいタイプ」があり、それはそれで仕方ないことです。
しかし、「自分とは異質」とか「自分にとって心地よくない」というだけで「人」を排除することは、自分も他人も苦しめることになります。
また、企業の運営や職場づくりのうえで「限界」となってしまいます。
じゃあ、どうすればいいの?
どういう考え方、ポリシーを私たちは持てるのだろう?
ということは、立ち止まって考える価値が大いにあるテーマです。
会社に居る人が財産、というもあるし、SDGsなどもしかり、人類全体がこれから実現していきたい価値観を大切にすることが企業を発展させるためにはますます欠かせなくなります。
憲法がいう「個人の尊厳」というのはまさにそれです。
一人一人がかけがえのない存在として大切にされること。
それでこそ、人は本来のパフォーマンスを発揮できるはずです。
多くの人が何らかの意味でマイノリティ、とクイーンのメンバー(テイラー)は言いました。
少数者の人権は少数者のためならず。みなが幸せに生きるためのもの。
かつては「別物」に見えたかもしれない「企業利益」と「人権尊重」とは、今、情報に垣根もなく、人が意見交換を即座にできるインターネット時代においては、ごまかしようもなく、どんどん融合していきます。
こういう観点から、LGBTの基礎知識、憲法・法律との関係、企業が取り組むとすればどうする、PRIDE、ケーススタディなどを60分めいっぱいお話しします。