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「繋がらない権利」~時間外の業務メール、メッセージにルールを [くらしと安全(交通事故その他)]

 誰も一人では生きられない。
 なので、「繋がり」はとても大切なものです。

 しかし、みんなが、365日、24時間、「職場から連絡が来るかも?」という意識で暮らすことができるでしょうか。
 多くの人はNOだと思います。


(神戸むらかみ法律事務所 コラム)
「時間外の業務連絡」にルールを  ~「繋がらない権利」とは何か~
https://kobem-law.com/news/column/340/


 今は特に、仕事では「素早いレスポンス」が求められます。
 
 私自身も、顧客に対しては、敏速なレスポンスを提供することをモットーにしています。

 
 ただ、社外の取引先、顧客に対して、営業時間内において敏速なレスポンスを行うことと、働く人が24時間連絡にさらされていることとは全く別の問題です。

 人が良い仕事をするために必要な要素。

 職種や立場によっても違いますが、

・ 心身の健康。栄養、睡眠。
・ オフの時間は完全にリラックスすること。
・ そのうえで、やるときにはやる。そのための「集中力」を維持できる環境。

 これらはとても大切な要素でしょう。

 仕事によって、夜中も休日も動きのある仕事もあります。
 また、大掛かりなプロジェクトなどは連日深夜労働をして仕上げる、ということもあります。
 それがいけないわけではありません。

 ただ、「業務時間外」の人が休めるようにする必要があります。

 ですので、たとえば、

1 業務時間外のメール・メッセージは原則禁止

2 送るほうは送ってもよいが、上司・部下・同僚問わず、返信は次の業務時間開始後でよい
 ※ 特に、経営者や上司の側が「即レス」を求める圧力(無言のもの含む)をかけないように注意

3 「通知」が気になって休めない人には、業務時間外は「通知オフ」を推奨

などのルールを作ることが、労働者(あるいは経営者も)の心身の健康を守るために必要だと思います。

 こうしたルールが欧米では「繋がらない権利」として法律にもなっています。

 これから、こういうルールがきっちりしている会社でないと、若者に選ばれなくなる恐れがあります。

 スマホを常時チェックしていなくても、スマホの存在が気になるというだけでも、目の前のことが楽しめなくなります。
 せっかく、休日に家族と美味しい食事を食べていても、「上司からメールが来ていないか」と「心ここにあらず」では、幸せの機会を損失してしまいます。

 私は、この「繋がらない権利」はじめ、デジタル時代でも、人が、そのときそのときに得られたものを集中して楽しんだり、目の前のことに打ち込んだりできる環境を確保できることがとても大切だと思っています。
 こういう環境づくりにも「工夫」が必要な時代ですので、色んな人々の知恵を借りながら、それぞれの人ひとりひとりの「人間本来」、真の自由を取り戻すことを探求していきたいと思っています。
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