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今更に 2020紅白 [音楽は素晴らしい]

 さて、年末年始も今年は色々イレギュラーで、このブログで毎年恒例の紅白歌合戦の感想がまだ書けていませんでした。
 
 それが1月21日とは。
 一刻も早く、「敏速なレスポンスの村上弁護士」を取り戻さなければなりません。

 無観客の紅白歌合戦、なんだか戦争中か何かのような特殊な雰囲気がありましたが、ただしかし、一つ一つの歌を貴重なものと思う気持ちも高まりました。

 三山ひろしの「けん玉」はいつ見ても、ステージに上がる一人一人がものすごいプレッシャーだろうな、と思います。あんなに歌を聴いてもらえない人も珍しい。
 
 そして、今年は紅組でした。
 なんといってもMISIAなんですが、もう大御所ですね。
 昔、MISIAも私も若いころ、大阪ドームでライブを見ました。あの頃は、まだ娘さんみたいでした(私も小僧でした)。
 「みんな大好きだよ」の歌詞、あんな大きく包み込むような雰囲気、オーラ、私がライブを観に行った頃の魅力とはまた違う次元にいます。
 MISIAのロングランに「包み込むように」がありますが、そうありたいという思いで音楽の道をひた走ってこられた、その歴史あってこそなのでしょう。
 いつも感動させられます。

 私のツボだったのは、山内恵介さんの「恋する街角」でした。
 これはファンのハートをわしづかみするわ、と思いました。
 「惚れたねホの字だね ホッホー」のフリと、山内惠介さんのカラリとした笑顔。
 コロナの鬱々が吹っ飛びますね。
 
 そう、今年は山内さんのように、人を照らす存在でありたい、という新年の抱負になりました。

 
 
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限界突破~氷川きよし [音楽は素晴らしい]

 毎年このブログでは紅白歌合戦の感想を書いています。

 2019の紅白で一番印象に残ったのは氷川きよしでした。


限界突破×サバイバー(DVD付)

限界突破×サバイバー(DVD付)

  • アーティスト: 岩崎 貴文
  • 出版社/メーカー: 日本コロムビア
  • 発売日: 2017/10/25
  • メディア: CD



 氷川きよしといえば,箱根八里の半次郎はじめ「股旅物」の演歌で地位を確立し,「きよしのズンドコ節」などキャッチーでバラエティ豊かな楽曲もあり,国民的アイドルとして順風満帆の存在だと思っていました。

 しかし,その氷川きよしにして,見た目のイメチェンもそうですが,「今の」ドラゴンボールの歌を魂込めて熱唱するという,またまた新たな境地を拓いていることに感銘を受けました。

 成功している中で,またどんどん新しいことにチャレンジしていく,その「革新の姿勢」そのものこそが「氷川きよし」なのだ,と感じて,大いに刺激を受けました。
 私も日々新たチャレンジの一年にしていきます。

 あと,私の大好きなMISIAの歌は圧巻でした。
 デビュー間もないころのMISIAは孤高の存在のような雰囲気を残しつつ,また音楽を「極める人」という印象でしたが,このところテレビで見る彼女は,より多くの人に歌を聴いてもらうこと,音楽に触れてもらうことにも喜びを見出している雰囲気があります。
 年を重ねることは素敵なことだと「しみじみ」感じました。

 では,みなさま2020年もどうぞよろしくお願いいたします。

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今年の紅白,西宮出身のこの人に期待~あいみょん [音楽は素晴らしい]


君はロックを聴かない

君はロックを聴かない

  • アーティスト: あいみょん,あいみょん,Sundayカミデ
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2017/08/02
  • メディア: CD



マリーゴールド

マリーゴールド

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2018/08/08
  • メディア: CD


 
 例年,このブログでは年明けに紅白歌合戦の感想を書くのが恒例になっていますが,今年は気が早い。

 私の今年一番楽しみにしている出場者は「あいみょん」です。

 兵庫県西宮市出身,もともと,かなり個性の強い曲でコアなファンが多かった歌手ですが,最近幅広く人気を博するようになっています。

 私が特に好きな曲は「君はロックを聴かない」。
 ロックが好きな男の子が,ロックに興味の無い女の子に何とかロックを聴いてもらおう,と奮闘する,その奮闘する様が健気な曲です。

 高校時代ロックバンドをやっていたこともある私としては,なんとも親しみの湧く曲です。

 ヒット曲「君はロックは聴かない」「マリーゴールド」は実に爽やかな曲ですが,あいみょんの歌声はとても魂がこもっていてパワフルです。

 この2曲は,老若男女問わずオススメです。

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ピアノは贅沢な楽器!~「羊と鋼の森」(宮下奈都) [音楽は素晴らしい]


羊と鋼の森 (文春文庫)

羊と鋼の森 (文春文庫)

  • 作者: 宮下 奈都
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2018/02/09
  • メディア: 文庫



 ピアノとは,何て贅沢な楽器でしょう!

 私は5歳から高1の初めまでピアノを習っていました。

 私が小学校低学年の頃から,年に1回うちにきて,何時間かかけて,同じ音をひたすら鳴らしている職人のおじさんがいました。
 「チョウリツシ」と親に教えてもらいました。意味も教えてもらいましたが,本当に「チョウリツシ」の仕事に意味があるのか,私は実感できませんでした。

 さて,小学校3年くらいだったでしょうか,私の生家である篠山の家で,夜寝ていると,ある真夜中にピアノ室からピアノの音が聞こえてくるような気がしました。
 そんなわけはない,と思ってやり過ごして,次の日,やっぱり聞こえてくる気が。「気が」というより,明らかにピアノが鳴っている。怖い。
 余りの怖さに自分で見に行くことは出来ず,朝が来てから母親に,「真夜中にひとりでに鳴るピアノの音」の話をしました。
 母親は最初「そんなわけあるはずないやん」とか「あなた最近ちょっと疲れているのよ」みたいな反応でした。
 
 もう,「現場」を押さえるしかない,と思って,夜ピアノが鳴ったら母親を引っ張っていって見てもらおう,と思いました。
 
 で,夜が来て,私はピアノの音が鳴るのを待ち構えました。
 すると… 真夜中にやはり,「ぽろんぽろん」とピアノの音が。
 きた。
 私は母親を起こして,「ピアノの部屋」に連れて行きました。
 しかし,部屋に行くと,もちろん誰も居ませんし,ピアノも鳴りません。
 母親は「ネズミかなんかおるんとちゃう?」と言い,私が「ネズミがピアノ弾くわけないやん」と言い,結局,もやもやのまま時は過ぎます。

 そんな状態で1,2週間たったときでしょうか。
 私がピアノの練習をしていると,鍵盤の跳ね返りが悪い鍵が1つ現れます。
 1つくらいならまだましなのですが,日に日に「跳ね返らない鍵」の数が増えていき,もう練習にならない状態になってしまいました。

 その間も「真夜中のピアノ」はあったように思います。
 私は「真夜中のピアノ」をきいていましたが,他の誰も信じてはくれませんでした。

 さて,「真夜中のピアノ」はともかく,ピアノの鍵が跳ね返ってこないのでは練習できないので,親が「チョウリツシ」を呼んでくれました。

 「チョウリツシ」さんが,ピアノの蓋を開けて点検すると…
 ピアノの「内部」が食い荒らされていたのです。
 そして,「内部」にネズミの死骸があった,と「チョウリツシ」の報告。

 母の「ネズミ」説が真実だったし,私の「真夜中のピアノ」について「チョウリツシ」のおじさんは「そういうことが他でもちょくちょくある」と認めてくれました。
 ネズミが鍵盤を叩いていたのではなくて,ピアノの「内部」に入り込んで直接に音を鳴らしていたようです。

 そこから私の年齢が上がり,だんだん,ショパンの「子犬のワルツ」とか,「ピアノを習っている子」の弾く曲を弾くようになっていきました。
 それとともに,「調律師」さんが毎年丁寧に仕事をしてくれていること,音程を微妙なところで調整してくれていること,話としてよく理解できるようになりました。
 ただ,正直,私は調律をしたから音が良くなったかどうか,音程が良くなったかどうか,それは分かりませんでした。
 ですが,半日がかりで,「ど素人」にすぎない私や弟のためにピアノの調整をしてくれる「調律師」さんの存在には,申し訳ないくらいに「ありがたい」と思っていました。

 後に,高校時代,ロックバンドをやるようになり,ギターやベースを友達に触らせてもらうようになります。
 ピアノと違って,ギターやベースは自分でチューニングする楽器。
 自分でチューニングする友達は「サバイバル」能力が高そうな感じがして,格好良く見えました。
 一方,ピアノではそんなことはできず,「チューニング」は,「調律師」の職人仕事に頼るしかありません。
 ピアノは,本当に,王様のように贅沢な楽器です。

 当時,「弦楽器は俺やったことないねーん。」と言っていましたが,ピアノも内部は弦楽器。
 鍵盤を指で押さえると内部の装置の動きによって弦が弾かれる。
 普通「鍵盤楽器」に分類されるピアノは,ものすごく「ハイテク」な弦楽器ともいえます。
 
 さて,この小説は,駆け出しの調律師の視点で,「調律」という世界が描かれた物語です。
 調律,といっても,音を整然と整えるだけでなく,弾く人の求めている音をどう実現するか,「欲しい音」をどう作るか,また弾く人の個性にあわせて一番いい「調律」とは何かを探求していく,奥の深い世界です。

 その中で主人公が大好きなピアニストの卵がいて,調律師としての主人公の成長と,ピアニストや家族の物語がリンクして進んでいきます。

 ピアノは贅沢な楽器。
 この小説も,心の栄養という意味で,何とも贅沢な小説のように思えました。
 素敵な作品でした。

 以上,少し早い,今年の「夏の読書感想文」でした。
 
 映画化もされているようです。音楽好きな人や,そうでもないけど心の栄養が欲しい人など,みなさんにお勧めの1冊です。 
 
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 [音楽は素晴らしい]


X Singles

X Singles

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: KRE
  • 発売日: 2014/09/24
  • メディア: CD



 年が明けて。
 まだ何かが足りないと思ったところ,このブログ恒例の(!?)紅白歌合戦の感想が未だでした。

 今年の紅白は,両親の家で「ドラえもんドンジャラ」をテレビに背を向けた角度でやりながら観ていた(背中にある目で)関係上,記憶が飛び飛びなのです。

 TWICEは初めて見ましたが,新鮮な感じがしました。メイクなど,日本のアイドルグループとまた違った特徴があって,新鮮なキュートさに感じました。
 安室さんが,10代のころの特徴が影を潜め,理想的な美しさになっていて,こちらは年月の経過(よい意味で)を感じました。
 乃木坂は,性格が良さそうな人が多いなあ,と思い,とても親しみが湧きました。

 で,白組圧勝というわけなのですが,白組のほうで印象に残ったのはやはり「X」なのでした。これは去年もそう書いたような…

 先週,「マツコの部屋」にYOSHIKIさんが出ていて,メンバー内で色々あったことなどを語っていたのを実に,実に興味深く観ました。
 その後,iphoneでこの「X singles」を聴く日々。
 Xがイヤホンから流れてくれば,すぐに,あの頃の世界がよみがえります。
 心に染み入るTOSHIの声,です。

 しみじみXを聴くと,これを超えるJロックが出てくることはないんじゃないか,という気にもなります。

 ですが,私が子どもの頃,王貞治を超えるバッターなんか出てこないんじゃないか,と思ったけれども,後に,イチロー選手,(ちょっと違うけど)大谷翔平選手など「不世出」と言われる選手がちゃんと出てくるわけです。

 なんで,不朽の名盤を愛しつつも,これから私の知らない素敵な音楽に沢山出会えることを楽しみに,仕事に励んでいきたいと思っています。

                                 

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ワタリドリ(Alexandros) [音楽は素晴らしい]


ワタリドリ/Dracula La

ワタリドリ/Dracula La

  • アーティスト: [Alexandros],川上洋平
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2015/03/18
  • メディア: CD



 少し前の曲ですが、最近見つけて、なんていい曲なんだとハマっています。
 
 90年代ロックで育った世代の私としては、つい、最近の曲はなんかパンチが足りないような、シャキッとしないような気がするものが多いなあ、などと思ってしまうことしばしばなのですが、この曲は、

タイトルどおり、本当に空を気持ちよく飛んでいる感覚(メロディー) 夢と希望と愛に溢れて、ストレートな歌詞

で、私の心に飛び込んでくる曲だったのです。それでいて、今風でとても洗練された感じの曲です。

 鳥は夢の象徴。
 I wish I were a bird! 
 英語「仮定法」は夢を語るための語法ですね。←この歌と関係なし。

 カラオケで歌っても、すごく気持ちがいいです。
 ただ、サビの部分の一部があまりに高い(ワタリドリの「ドリ」を、hiE、高いミで歌う箇所がある。男声では裏声でも普通は厳しい。)ので、ここだけが難関。
 どう攻略するのかをただいま研究+練習中です。

 元気がほしいとき、爽快感を味わいたいとき、鳥みたいな気分を味わいたい人などにお勧めの曲です。
 また、すごくさわやかなので、年齢・性別問わず、多くの方にお勧めです。

 神戸シーサイド法律事務所                             弁護士 村上英樹
 




スーパー「moon」 [音楽は素晴らしい]

 最近、アクセス数が急に伸びている過去記事があります。

 それは、

子どもが親になる  ~REBECCA「moon」を聴いて 
http://h-m-d.blog.so-net.ne.jp/2007-09-21

この記事です。

 もう9年前の記事なのですが、REBECCA(ヴォーカルNOKKO)の名曲について書いた記事です。

 「moon」の曲は本当に良い曲なので、知らない方(特に若い方)には是非聴いていただきたいです。
 その曲のフレーズが若かった私の心にとても響いた、なので、何世代にわたっても贈り物にしたい曲だ、という記事です。
 たとえ、一時、道を踏み外すことがあっても大切に生きて欲しい、という切なるメッセージが歌詞に含まれていて、また、曲がいい。
 
 で、この記事は以前からアクセス数が多かったのですが、ここへきてさらに急上昇。なんで急に!?と思った私はかなり鈍感でした。
 もう、理由はみなさんおわかりかと思います。この記事のタイトル、ですよね、きっと。

 さて、この「moon」の歌い出しが、まさに「昔ママがまだ若くて小さなアタシを抱いてた 月がもっと遠くにあったころ」なのですが、今は、本当に物理的に月がほぼ最も近くにあるんですね。

 昨日、写真を撮ってみました。
 「まるで手を伸ばせば届きそう」という絵です。
15109388_1150701825005436_5405041795493624420_n.jpg
 私がREBECCAを聴くようになったのは高校生になってから。
 REBECCAは私が灘高目指して受験勉強していた中3のときに解散していました。(中学時は、もっとポピュラーな、プリンセスプリンセスとか渡辺美里とかTMネットワークを聴いていました。美里が私の受験時代の応援ソングでした。)
 
 で、「moon」は、解散してしまったバンドの曲だからこそ、さらに魅力的に思えた。
 また、解散時期と私の年齢の関係から、同学年より先輩にREBECCAを聴いている人が多かったことからも、憧れの度合いが大きかった。
 なので、「moon」も私からすれば、少し「お姉さん」の曲、というイメージで、それがゆえに、より惹きつけられるものがありました。 

この曲REBECCA「moon」では、

月は(あなたの)全てを見て知っている 超人間的な、神秘的な存在

として歌われていて、かつ、それにぴったりの楽曲になっています。
 
 (大変古い曲ですが)まだほぼスーパームーンの夜のお供に、改めてオススメです!


                神戸シーサイド法律事務所                             弁護士 村上英樹

 

 

 

 
 

 
 



 

謹賀新年 [音楽は素晴らしい]

 皆様、明けましておめでとうございます。

 年末の紅白歌合戦、去年はsekai no owariが強く印象に残ったのですが、今年も色々楽しませてもらいました。

 小林幸子が歌う「千本桜」は、ボーカロイドの曲で、かつ、歌詞が意味不明(悪い意味ではなく、もともと意味なく言葉を散りばめた曲)なものを幸子節で歌うという、思い切った企画。世代間の融合?なかなか、ぶっ飛んでいました。

 また、Misiaの初出場は、今回特に楽しみにしていました。
 野外での特別企画でしたが、そうでもない限り、Misiaが紅白に出ることはなかなかないと思われます。
 一度大阪ドームでのライブに行ったことがありますが、内から湧くようなパワーが伝わってくる歌声は見事です。
 紅白でも、(外は寒そうでしたが)まさに魂の込められた歌でした(いつもですが、紅白の野外企画は、紅白会場と全く雰囲気が違うものが出てきて、また紅白会場に戻るという、独特の「流れ」がかえって「紅白やなあ」という気にさせられます)。
 
 子どもの頃も観た紅白を、そのころの親くらいの年代になって観ると、こんどはその次の年代はどうなっているだろう?と連続して考えてしまいます。
 氷川きよしが何十回連続出場で「大トリ」になる。これは比較的想像しやすい。
 一方、絵として想像しにくいかも知れませんが、sekai no owariが20回連続出場ということだってあるかも知れない。
 あるいは今から30年経って、EXILE久々の出場!ということも。
 未来は何があるか分からないから面白い、とも言えます。想像の余地がたくさん。

 いやでも時代は流れ、世代から世代へと色んなものが引き継がれますが、世代を超えて、良い状態にある人もそうでない人も互いに出来ることをして助け合って、1人でも多くの人が少しでも幸せな状態に暮らせるように、と思う年末年始でした。
 
 今年も、昨年までに引き続き、自分の職務を通じて世の中を明るくしていきたい、互いが他者への想像力と敬意を大切にする社会づくりに役立っていきたい、と思います。
 特に、40歳の大台に乗って、これまでの知識・経験をなぞるのではなく、より一層創意工夫を心がけて励んでいきたいと考えています。

 皆様どうぞ本年も宜しくお願いします。
                                  弁護士 村上英樹(神戸シーサイド法律事務所


 

紅白で印象に残った曲~「Dragon Night」(sekai no owari) [音楽は素晴らしい]

 皆様、明けましておめでとうございます。

 日常、目の前の業務やら、家のことなどに忙殺されていると、自分が一体何を目的に生きているのか(そもそもそんな「目的」があるのか)分からなくなりがち。
 年末年始、そんな日常から少し離れてみると、何か「思い出す」ものがある。

 紅白歌合戦をみていたなかで、

「Dragon Night」(sekai no owari)

が印象に残りました。

 sekai no owari というバンド名らしくないバンド名のバンド。
 格好も何も、全て、私の馴染みの「バンド」と違うなあ。
 何せ、私の馴染みの「バンド」といえば、ボウイとかXとかだからなあ。
 
 曲調も、何とも言えず、ふわふわした感じだなあ。

 などと思いながら聴いていると、凄く良い歌じゃないですか。

 
 
 終わりの来ないような戦いも今夜は休戦して、みんなで歌い踊る、というテーマの歌です。

 そして、争いが起こる理由や、人が人を憎む背景にも 

・ 人それぞれに「正義」があり争いがあること自体は仕方ない

・ 自分の嫌いな「彼」にだって「彼」なりの理由がある

と洞察し、想像する歌詞。

 
 考えの違う者や、対立する立場の相手を「悪」と決めつけず、人に対する洞察・想像をしよう、そして、戦いを一夜「やめる」(「休む?」)だけでも価値がある、そういうことを歌っているように思えました。
 
 これを、いかにも現代的なキャラの若者たちが歌っていたのが素晴らしかった。

 サザンオールスターズが「ピースとハイライト」で、「隣り合う者」同士の相互理解と平和を願う歌を熱唱していて、これも良かった。

 「ラブアンドピース」というのは世代共通の願いだけれども、それぞれの表現方法があるなあ、と思い、面白かったし、明るい気持ちにさせられました。

 私は平和を創りたい。
 とはいっても、私は、プラカードを持って「反戦」と叫ぶ活動をしているわけではない。
 「戦争」はしていない日本の中でも、人と人とが憎み合ったり、争ったりしている、その一つ一つを最終的に「平和」にしたい、そのための役に立つと思うから弁護士をしているということでした。
 でも、人相手だから、人には色んな反応がある。
 他人から見て心地よくない「反応」もある。
 が、それだって、「彼なりの理由」がある、そこに目を向けなければ現実に解決出来ない。

 一歩一歩ですが、大きな平和、小さな平和、いずれをも創造することに繋がる1年にしたいと思います。 

                                   弁護士 村上英樹(神戸シーサイド法律事務所

こんまりちゃん と my favorite things  [音楽は素晴らしい]


人生がときめく片づけの魔法

人生がときめく片づけの魔法

  • 作者: 近藤 麻理恵
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2010/12/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



サウンド・オブ・ミュージック (2枚組) [Blu-ray]

サウンド・オブ・ミュージック (2枚組) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray



 最近読んだ本と、見たミュージカルと、2つから感じたことがあるので記事にしました。

 こんまりちゃんは、近藤麻理恵さん(片付けコンサルタント)。http://ameblo.jp/konmari/

 100万部を突破した「人生がときめく片付けの魔法」の著者です。

 この本は、記述自体、読み物として、私にとっては相当面白い本でかなり楽しめました。

 そして、片付けをする際の基準が、

家にあふれかえる物たちを、一つ一つ手に取ってみて、

「ときめき」を感じるかどうか?

を肌で感じて、「ときめき」を感じるものを家に残す、というもので、とても素敵な、いい考えだ、と思ってしまいました。


 さて、それと通じると思うのが、映画(ミュージカル)サウンドオブミュージックの名曲「my favorite things(マイフェイバリットシングズ)」(私のお気に入り)。

 私は、学生時代、英語の勉強は割と好きな方でしたが、中でも好きだった単語が「favorite」、和訳しても「お気に入りの」って、こんな可愛い単語なかなかないですよねえ。

 最近、劇団四季のサウンドオブミュージックhttp://www.shiki.gr.jp/applause/sound/ 見に行ってきました。
 とても元気をもらったのですが、「my favorite things(マイフェイバリットシングズ)」(私のお気に入り)の歌詞を日本語に直すと、

  
  バラのしずく 子猫のひげ
  ブリキの薬缶 あったかい手袋
  紐で結わえた茶色の包み


といった感じで、「お気に入り」のものが、どんどん羅列されていくのです。
 
 そういうものに囲まれていたら、泣きたい気持ちのときでも、私は大丈夫!という歌詞です。

 実に素敵です。


 こんまりちゃんの片付け方法も、家を、「my favorite things(マイフェイバリットシングズ)」(私のお気に入り)で囲まれた状態にしよう!というコンセプトなのですね。


 現代社会は、複雑怪奇に発展してきています。

 また、人には色んな思惑があって、その人が本心から望んでいないものを「買わなきゃ流行遅れのダサイ人になっちゃうぞ!」と脅しをかけて買わせるような仕掛けも一杯。
 そんなものに誰でも少なからず影響を受けているのも事実。

 仕事だって、人付き合いだって、本当に自分に必要なものを見分けて、自分に素直に生きられるということは、実際はなかなか難しい、という人も多いのでしょう。
 
 
 それはそれで仕方ないし、必要な部分もある。

 ですが、ときには、

自分にとって、本当に心ときめくもの、お気に入り、やりたいことは何か?

を見つめ直すのは、とてもいいことだと思います。

 
 さて、この記事を読んで、こんな呑気な弁護士は大丈夫かしら?と思われるのはもっともです。
 
 でも、私は大まじめに、仕事の上でも、こんまりちゃんの考えや、「my favorite things(マイフェイバリットシングズ)」の根底に流れる発想、人が自分の好きな在り方でおられて、幸せを感じる、ということを大切にしたいと思っています。

 つまり、私の関わる多くの人が、「my favorite things(マイフェイバリットシングズ)」(私のお気に入り)に囲まれて、幸せな気持ちで生活していけるお手伝い、が本分だ、と考えているのです。

 小難しい法律の条文や、解釈云々は手段です。その手段の扱いについては、私は職業人として日々研鑽しておかねばならぬわけですが、こういうややこしい、「心ときめかない」部分(普通の感覚ならそうでしょう)は、私に任せて頂いて、できれば、早期に適切に処理してしまって、皆様には、心置きなく、

心ときめくもの(お気に入りのもの)に囲まれた生活を送って頂きたい、

というわけです。

 そんなわけで、今年も残すところわずかとなってきましたが、今後とも、皆様、どうぞよろしくお願いします。
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