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2023年もお世話になりました。 [弁護士業について]

 今日が27日、当事務所の執務もあと2日になりました。

 今年も沢山の方々にお世話になり、貴重な関り、やりがいのある仕事を沢山させていただきました。
 本当に感謝申し上げます。


 神戸むらかみ法律事務所は、2年目となり、当事務所のスタイルも確立されてきつつあります。

 
 この2年でも、仕事の幅は広がりました。

 ビジネスをサポートする法務では、クライアントの業種も様々で、一般的な企業の他、学校や病院、また、産学連携のスタートアップなど、それぞれに大事にする価値や、法的な面、権利の面で気を付けるべき点があり、充実しています。

 個人をサポートする法務では、案件としては、相続、交通事故、離婚、不動産関係など、以前から取り組んできたものと変わりませんが、これも内容が重厚な案件の割合が増えてきました。
 基本的に、自分に縁のある方の案件を中心にしているので、困りごとの大小問わず、出来ることをさせていただいています。
 自分の年齢も上がり、そうすると、日ごろお付き合いさせていただいている方も私に近いか、やや上の年齢の方になります。
 そういう年齢の人に起こりやすい人生のイベントとなると、たとえば、親御さんの相続であったり、やはり、一生の一大事になることが多いですから、やはり、重みを感じる案件の割合が増えるわけです。

 
 こういったリーガルサポート(法的な支援)を、弁護士としては私一人で行っていますから、隅々まで自分が責任を持ってみることができる、というメリットがある反面、「量」としてはもちろん限界があります。

 従って、現在の「神戸むらかみ法律事務所」は、インターネットで積極的に広告をして、沢山の方の案件を受ける、というスタイルは取れません。
 といって、門戸を閉じているわけではなく、私と面識のない方でも、webサイトから問い合わせていただければ、できることはさせていただきますが、ほとんどは、元依頼者、知人からの紹介など縁のある方の案件で、

「自分が責任をもって引き受けられる案件を丁寧に」

をモットーにさせていただいています。

 これから、当事務所も、私以外の弁護士に加入してもらい体制を強化したいという展望はありますが、「急拡大」は考えておらず、「丁寧に」「緩やかに」拡大することに重きを置くつもりです。

 
 弁護士1人といっても、当事務所では、パラリーガル(弁護士秘書)常勤は2名のサポートを私は受けており、とことん、私が「実質的なことだけ」に集中できる状態になっています。
 これは、私個人にとって何よりもありがたいことで、また、依頼者に対するサービスの質を最良にするためにも最も良いことです。
 当事務所の最大の強みの一つです。

 
 弁護士業務以外では、今年は、神戸モーニングロータリークラブの会長を務めています。
https://h-m-d.blog.ss-blog.jp/2023-07-14 (就任時のブログ記事)
 毎週木曜日の朝7時から、比較的若い経営者中心とした奉仕団体の活動です。
 様々な業種の方々のお話を伺ったり、世界の動きに触れることも、大変刺激的です。


 スポーツクラブに週3,4日通っているのと、弁護士会の野球チームの活動、ゴルフも沢山できました。身体を動かすことは本当に気持ちがいい。

 また、この数年私が関心を寄せていることは、

スマホ、ネット社会の中で、人が集中力を失って、生きている喜びを得にくくなっていないか?

そのなかで、生きている実感を取り戻す方法とは?

というテーマです。

 スマホ用の「タイムロックコンテナ」というものを最近購入しました。
 これは、スマホを箱に入れて、例えば「8時間」などのタイマーをかけてロックしてしまう、というものです。
 夜間8時間はスマホとおさらばできる、という代物ですが、これがとても良いです。
 SNSの動きや、他人からのLINEの有無を全く気にすることのない、つまり、スマホ出現以前の静かな夜が戻ってきました。

 今読んでいる本は、「静寂の技法」(ジャスティン・ゾルン著)です。


静寂の技法―最良の人生を導く「静けさ」の力

静寂の技法―最良の人生を導く「静けさ」の力

  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • 発売日: 2023/09/06
  • メディア: Kindle版



 現代社会の中で、「静寂」とか「間」というものを大切にすることの重要性が書かれています。
 この本の中で、次のようなガンジーの言葉が紹介されています。
「幸せとは、考えることと言うこととやることが調和しているときを指す」という言葉。
 スマホを一日中見ていると、これらはバラバラになります。「歩きスマホ」など典型です。
 
 いみじくも、私が、新事務所を立ち上げる準備をしていた2022年の正月のブログでこんなことを書いていました。
 
 https://h-m-d.blog.ss-blog.jp/2022-01-07
(引用)
今回の紅白のアーティスト、司会のみなさんの姿をみて、改めて、「心」「体」「言葉」が一致する状態こそが人のベストパフォーマンスを産む、また幸せな状態である、と感じています。
 自分自身がこの一致状態にあり、また、自分だけでなく多くの人がそんな良い状態でおられる世の中を作る、そんな場を作ることを今年はテーマに励んでいきたいと思います。
                                 (引用終わり)


 自分も色んな経験を経て、

「心」「体」「言葉」が一致する

ということの大切さを感じるに至り、そのことが、今の自分の在り方、事務所の在り方に繋がっています。
 今日まで知らなかったのですが、上のガンジーの言葉も同じ意味だと理解しています。


 ここで「言葉」に関して。
 10月から新たなチャレンジをしています。
 kaeka というスピーチトレーニングのオンライン講習(半年コース)を受講中です。
https://kaeka.jp/

 元・浜学園(学習塾)講師であり、学生・生徒の時代から「口から生まれてきた」(実際逆子だったので、それに近い)と言われてきた私なので、「しゃべり」は得意分野と思ってきました。
 
 が、私でも、やはり人生経験を重ねるにつれ、自分のしゃべりが「まどろっこしい」と感じるときが出現してきました。
 また、自分のしゃべりは「自己流」であるし、「勢いで誤魔化す」癖や、「強弱」の「弱」の表現が乏しいということも、一度ちゃんとしたトレーニングを受けたら変わるのでは?と思ったきっかけです。
 さらに、「えーっと」「まあ」「あのー」とか、「~がですね、~ですね」といった、意味のない発語(フィラーといいます)などを減らすこと訓練したかったのです。

 そんなわけで、月2回3時間のクラストレーニング、月2回1時間のパーソナルトレーニングを受けているのですが、これが新鮮で、「言葉」の研ぎ澄まし方が分かります。
話す時の「間」の取り方など、今まで意識したことのなかったことにもトライしています(まだ試行錯誤もしているので、かえってぎこちなくなっているときもありますが、ご容赦ください)。
 「心」と「身体」と一体になった「言葉」にしていく、そういう心構えのようなものができてくると、「言いたいこと」が明確になります。
 こういうトレーニングを通しても、自分の中で色んなものが繋がってきて、本当にいい一年だったなあ、と思っています。

 来年も、こうした自分を充実させることと、それを社会に出会う人の役に立てることを実現していきたいと思っています。

 とにかく、今このような心境でおれることについて、家族、事務所の皆さん、依頼者の方々、友達、知人、弁護士仲間、ロータリークラブほか各種団体でご一緒させていただいている皆さんのお陰に他ならず、ただただ感謝です。

 今後ともどうぞよろしくお願いします。
  
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