日弁連 エネルギー政策の根本的な転換に向けた意見書(2011.5.6) [くらしと安全(交通事故その他)]
日弁連は、5月に、原子力発電所の段階的廃止を盛り込んだ意見書を出していますので紹介します。
私は、内容を読んで、なるほどと納得できるものでしたし、この方向で自分も出来る努力をしたいと思いました。
もう一つ踏み込むならば、資源を必要以上に贅沢に使うライフスタイルが果たして人間が本当に望む幸せに繋がっているか?という根本的な問いをもっと、というところくらいですが、このあたりは哲学的な部分なので、個人の論文ならともかく、日本弁護士連合会としての意見書に余り盛り込むのは馴染まないかもしれません。
少しでも興味・関心がある方は、是非読んでみてください。
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/report/110506.html
(冒頭だけ引用)
第1 意見の趣旨
当連合会は,エネルギー政策の抜本的な転換に向け,次のとおり意見を述べる。
1 持続可能性を基本原則とするエネルギー政策にすること。
2 原子力発電所については,新増設を停止し,既設のものは段階的に廃止する
こと。また,運転開始後30年を経過し老朽化したものや付近で巨大地震が発
生することが予見されているものについては運転を停止し,それ以外のものに
ついても,地震・津波に対する対策を直ちに点検し,安全性が確認できないも
のについては運転を停止すること。
3 石炭火力発電についても,新増設を停止すること。
4 再生可能エネルギーの推進を政策の中核に据えること。
5 エネルギー製造・供給事業の自由化を促進し,発電と送電を分離すること。
6 エネルギー消費を抑制するための実効的な制度を導入すること。
7 排出量取引制度等によってエネルギー供給の確実な低炭素化を図っていくこ
と。
8 エネルギー政策が多くの国民に開かれ,国民の積極的な参加を促すものとす
ること。
(引用終り)
2011-06-16 11:49
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コメント(3)
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脱原発はいいかもしれませんが、二酸化炭素の排出量取引制度は、二酸化炭素排出量の削減にかんする実効性はまったく期待できません。
そんな馬鹿げたことに、税金や国民のお金を無駄に使うのは許せないと思っていますが… マネーゲームでハゲワシに食い物にされるだけではないかと思います。
by 心如 (2011-06-17 21:44)
原発もいいですが
実質ただhttp://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2011-06-19
守るべきもの ・・・酪農編http://life-ayu.blog.so-net.ne.jp/2011-06-18
なども弁護士会で困窮する人になんらかの策を考えてもらえたらとも思えます。
by ayu15 (2011-06-19 21:51)
心如さん
ナイス・コメント有り難うございます。
指摘していただいた問題点は、私も不勉強です。
確かに、二酸化炭素削減を経済原理に委ねてしまうこと自体、怖い気がします。よく調べてみます。
ayuさん
ナイス、コメントありがとうございます。
生活保護打ち切りに関係して、日弁連は、
http://www.nichibenren.or.jp/ja/opinion/statement/110615.html
というのを出しています。
by hm (2011-06-20 11:34)