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最高裁に注目することにします~代理出産 [時事ニュースから]

 昨日の日記に、コメントいただいたご意見や、他のネット記事を色々読みました。

 子の福祉を優先し届けを受理すべきとする私の基本的意見に変わりはありません。

 また、究極の選択の場面において、「法のための人でなくて、(今を生きる)人のための法だ」というメッセージに読めた東京高裁の判断を支持する考えに何ら変わりはありません。

 が、品川区の許可抗告という行為が良いか悪いかについては、昨日の日記の私の考えを少し修正したいとおもいます。この点について、品川区が、

「根本的な問題だから、どうなるにせよ、最高裁に聞いてみよう。」

という意味で最高裁へ不服を出してみたとすれば、それももっともだ、と思いました。品川区、法務省さん、昨日は言い過ぎました、ごめんなさい。

 ということで、「民法太郎」さんの最高裁での意見に注目したいとおもいます。

 一日で、他人の意見やネットサーフィンなどによって、コロリと意見を変えてしまうことについて、読者の皆さん、なんやねん?と思われるかもしれませんが、やはり、日々考えも変わってゆくものだということでご容赦ください。

 また、こうして、色んな視点に触れることも大事、自分の考えも良い意味で動かしていくとも大事、と思いました。そういうのが言論の自由、民主主義、議論の良さかな、と。

(後日 追記)

 この日記を書いた後にはっきり知りましたが、この事案は、高田・向井さんの子であるとされた外国における確定判決をわが国で承認するかの問題だそうです。

 ですので、前の記事と上の「民法太郎」については、わが国の「民法」だけのことといえば不正確であって、日本の民法、外国の民事法、外国判決の承認に関する法規定・法解釈をすべて含んだ存在を「民法太郎」である、と考えていただければ、と思います。

 読者の方のなかには、司法試験受験中の方もいらっしゃると思いますので、補足します。母子関係について、日本民法の現在の通説は「分娩という事実について母子関係を決する」です。今後の議論あるいは立法によって将来は流動的かもしれませんが、現時点においては、そういう整理でOKだと思います。

 昨日、本日の記事に不正確な点があったことについてお詫び申し上げます。


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