【2】高校への出前授業「18歳選挙権」行ってきました~その2 [だから,今日より明日(教育)]
その1はこちら http://h-m-d.blog.so-net.ne.jp/2016-12-16
テーマのその2は「選挙に行くための情報をどうやって入手するか?」です。
生徒さんに聴いてみました。思いつく限り…
テレビ
新聞
街頭演説
政党や政治家のホームページ
フェイスブック
ツイッター
などなど
で、入りやすそうなテレビの「討論番組」などはどう?と聴いたら、一番よく観られているのは、
「そこまで言って委員会」
でした。(私なんかは、今もつい「たかじんの」を入れてしまいます。)
「討論番組は面白いか?」に対する生徒さんの意見は、「YES」「NO」に綺麗に分かれました。少し「NO」の方が多かったか。
何が面白いか?訊いてみました。
「大人が真剣に怒っている姿が」 → なるほど!
「自分と反対の人の意見を知ることが出来る」 → これは大事ですね。
討論番組に対する高校生からの素直な感想。
「大人なのに『喧嘩』みたいになっているのは恥ずかしいのでは?」 → はい(大人より)。
本当は、政治の話は「どうやったら世の中良く出来るか」という知恵を出し合う話。
ですから勝ち負けを決める「口げんか」ではありません。
ということは、冷静に、「紳士淑女」で議論できるはずですよね。
…でも、真剣に考えれば考えるほど人は「熱く」なります。
そうすると、ついつい「喧嘩みたい」になってしまうことがあります。
これ、歳関係ないんです…いくつになっても、つい「熱く」なってしまうものなのです…
人間だもの…ですね。
さて、選挙に参加しやすくするためのインターネットを使った新しいツールがありますよ、という話をしました。
ボートマッチ
と呼ばれるものです。
ウィキペディアの説明 は ↓のような感じです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%81
例えば、毎日新聞えらぼーと 2016参院選 http://vote.mainichi.jp/24san/ など。
幾つかの質問に選択肢で答えていったら、各政党のマニフェスト・公約と照らし合わせて、
「○○党とあなたの相性 52%」
という風に診断してくれる、というサービスです。
演壇に上がって討論して頂いた生徒さんには全員事前にやってもらっていました。
全校生徒の中でも、(この出前授業の予習として)試してみた、という方がいました。
生徒さんの意見は、
「こういうインターネットサービスは面白い。」
「手軽で楽しい。」
「政党や候補者を知るきっかけになる。」
というものでしたが、
「(相性の良い政党ということだが)知らないマイナーな政党が出てきてどうしたらよいか分からない」
という状態になったという人もいました。
さて、スマホでも手軽に試せる「ボートマッチ」などで「相性の良い政党」が出てきたら、
もう、まっすぐ、その政党にすぐ投票しますか?
という問いを発してみました。
さすがに、「そうします」という人はゼロ。
「『ボートマッチ』で『オススメ政党』と出てきても、実際には考えの合わないこともあり得るから、『政党』や『候補者』のホームページなどをよくチェックしてからでないと投票できない」
との生徒さんの意見。
そうですよね。さすが、しっかりしておられます!
「ボートマッチ」いわば、「あなたにオススメ(あなたの好みのタイプ)の結婚相手は例えばこんな人」というのを紹介してくれる、までのサービスです。
では、それを紹介してもらったとして、
即、婚姻届を出しますか?結婚式を挙げますか?
という話。それはやめたほうがいいですよね。
直接その人と会って話して、お付き合いして、どんな人か確かめないと…。
また、「ボートマッチ」はインターネットサービスですが、どういう仕組みで結果が出てくるかはブラックボックスみたいなところがありますから、「鵜呑み」にしてはいけませんね。
なので、手軽な「ボートマッチ」などをきっかけとして、
政党や政治家のホームページ、ブログ、ツイッター
関係するニュース
などに入っていくのがいい。
こうすると、政治の情報、選挙に必要な情報に入っていきやすいかな、と思い紹介しました。
という話をして、次は
テーマ3 投票に行ったら何が変わるか?(人生が変わる?)
という話に入っていきます。
(つづく)
神戸シーサイド法律事務所 弁護士 村上英樹
テーマのその2は「選挙に行くための情報をどうやって入手するか?」です。
生徒さんに聴いてみました。思いつく限り…
テレビ
新聞
街頭演説
政党や政治家のホームページ
フェイスブック
ツイッター
などなど
で、入りやすそうなテレビの「討論番組」などはどう?と聴いたら、一番よく観られているのは、
「そこまで言って委員会」
でした。(私なんかは、今もつい「たかじんの」を入れてしまいます。)
「討論番組は面白いか?」に対する生徒さんの意見は、「YES」「NO」に綺麗に分かれました。少し「NO」の方が多かったか。
何が面白いか?訊いてみました。
「大人が真剣に怒っている姿が」 → なるほど!
「自分と反対の人の意見を知ることが出来る」 → これは大事ですね。
討論番組に対する高校生からの素直な感想。
「大人なのに『喧嘩』みたいになっているのは恥ずかしいのでは?」 → はい(大人より)。
本当は、政治の話は「どうやったら世の中良く出来るか」という知恵を出し合う話。
ですから勝ち負けを決める「口げんか」ではありません。
ということは、冷静に、「紳士淑女」で議論できるはずですよね。
…でも、真剣に考えれば考えるほど人は「熱く」なります。
そうすると、ついつい「喧嘩みたい」になってしまうことがあります。
これ、歳関係ないんです…いくつになっても、つい「熱く」なってしまうものなのです…
人間だもの…ですね。
さて、選挙に参加しやすくするためのインターネットを使った新しいツールがありますよ、という話をしました。
ボートマッチ
と呼ばれるものです。
ウィキペディアの説明 は ↓のような感じです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%81
例えば、毎日新聞えらぼーと 2016参院選 http://vote.mainichi.jp/24san/ など。
幾つかの質問に選択肢で答えていったら、各政党のマニフェスト・公約と照らし合わせて、
「○○党とあなたの相性 52%」
という風に診断してくれる、というサービスです。
演壇に上がって討論して頂いた生徒さんには全員事前にやってもらっていました。
全校生徒の中でも、(この出前授業の予習として)試してみた、という方がいました。
生徒さんの意見は、
「こういうインターネットサービスは面白い。」
「手軽で楽しい。」
「政党や候補者を知るきっかけになる。」
というものでしたが、
「(相性の良い政党ということだが)知らないマイナーな政党が出てきてどうしたらよいか分からない」
という状態になったという人もいました。
さて、スマホでも手軽に試せる「ボートマッチ」などで「相性の良い政党」が出てきたら、
もう、まっすぐ、その政党にすぐ投票しますか?
という問いを発してみました。
さすがに、「そうします」という人はゼロ。
「『ボートマッチ』で『オススメ政党』と出てきても、実際には考えの合わないこともあり得るから、『政党』や『候補者』のホームページなどをよくチェックしてからでないと投票できない」
との生徒さんの意見。
そうですよね。さすが、しっかりしておられます!
「ボートマッチ」いわば、「あなたにオススメ(あなたの好みのタイプ)の結婚相手は例えばこんな人」というのを紹介してくれる、までのサービスです。
では、それを紹介してもらったとして、
即、婚姻届を出しますか?結婚式を挙げますか?
という話。それはやめたほうがいいですよね。
直接その人と会って話して、お付き合いして、どんな人か確かめないと…。
また、「ボートマッチ」はインターネットサービスですが、どういう仕組みで結果が出てくるかはブラックボックスみたいなところがありますから、「鵜呑み」にしてはいけませんね。
なので、手軽な「ボートマッチ」などをきっかけとして、
政党や政治家のホームページ、ブログ、ツイッター
関係するニュース
などに入っていくのがいい。
こうすると、政治の情報、選挙に必要な情報に入っていきやすいかな、と思い紹介しました。
という話をして、次は
テーマ3 投票に行ったら何が変わるか?(人生が変わる?)
という話に入っていきます。
(つづく)
神戸シーサイド法律事務所 弁護士 村上英樹
2016-12-16 19:33
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