『君に友だちはいらない』(講談社 滝本哲史著) [読書するなり!]
何というタイトルだ!
孤高の人として生きてゆけというのか。そうだとすれば、それはそれで一つの魅力か。
というのが、本屋で目にしたときの第一印象ですが、帯に
「打倒ブラック企業!脱コモディティ!! 武器としてのチームづくり」
とあり、孤高の人を目指す本ではない、ということが次に分かります。
この本は面白い本でした。
簡単に言えば、旧来型の「なあなあ」の組織人として生きるのではなく、共通の目標を持って人と繋がろう、そういう「おともだち」ではない目的をもったチームをつくろう、その方が活き活きと活動できるし成果も上げやすい、という、主に若者に向けたメッセージでした。
何より素晴らしいのは、「『武器としての』チーム作り」を提唱している点です。
大人がいくら理想を言っても、あるべき姿を説いても、それだけでは若者にはなかなか響かない。
生きていくための具体的な「武器」(武器というのが語弊があれば、防具でもよい。「道具」「ツール」でもよい。)を提示することが大切。
それこそが真に若者の立場を考えている、と感じます。
この本を読むと、私も、自分の理想とすることの何か一つでも共有し実現しようとするチームをつくりたい、という気持ちになってきました。
仕事や社会内での活動で、どういう風に人と繋がったらいいのか、ということを考えている人にはお勧めの一冊です。
村上英樹(弁護士、神戸シーサイド法律事務所)
2013-12-25 18:07
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コメント(2)
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チーム作りが実現すると良いですね。
by シルベーヌ (2014-01-07 23:55)
ハマコウさん、koniさん、心如さん、shiraさん
ナイスありがとうございます。
シルベーヌさん
ありがとうございます。
by hm (2014-01-22 09:16)