南極物語 [息抜き!?]
最近は法律問題のお話しが続いていましたので,ちょっと息抜きということで。
この1週間で2つの「南極物語」を見ました。
まずは,これ↓の,テレビでの再放送です。言わずと知れた名作,高倉健さんらが出演する作品です。
そして,二つめは,ディズニーリメイク版「南極物語」です。劇場で見てきました。
http://www.disney.co.jp/movies/nankyoku/index.html
2つの作品は,全く違うストーリーで,作りも別物ですから,優劣の比較はできません(好みは別として)。ディズニー版は,日本版のような重厚な感じは余りなくライトな仕上がりでした。
日本版をテレビで見て,色んなことを思いました。
色んなことを思って本当に感慨が深くなりました。
以下,全て,日本版「南極物語」の話です。
一つには,南極物語を初めてみたのは小学生のころ(10歳ころ)でしたが,そのころは本当に子どもの視点で見ていました。
人間たちの物語(高倉健,夏目雅子ら)については殆ど意味が分からず退屈でした。
殆ど犬たちの自然との闘いだけを見ていましたが,それも途中で人間たちの話が入るので眠くなり,(途中寝ていて),気づいたときには自分が特に応援していた犬の姿が無くなっていて,「あ~~~」と思ったりした記憶があります。
ところが,今になって,当時の高倉健さんらの歳に自分がなっていて,つまり,当時の「お父さん世代」に自分もなって,社会を形成しているんだなあ,ああ,子どもが大人になるんやなあ,という感動が一つでした。
そして,やはり,自然の厳しさと犬たちの生命力,また,その犬たちを想う人々の心,本当に話が分かって感動できたのは,やっぱり大人になったからだ,と想いました。
普通には私の命は明日も明後日もあるに違いないと疑いもしないでしょうが,「今ある命はちょっとした運不運で昨日失われていたかも知れない」という本来当たり前といえば当たり前のことを,リアルに感じさせられました。
「命の素晴らしさ」
って,素晴らしいも何も,命は全てだろ,というのが当たり前のツッコミですね。
とにかく改めて思いを強くしました。
今命があることに最大限感謝。
それが全ての出発点。
日々の仕事も直接間接に誰かの命を少しでも輝かせたり,守ることに繋がったり,そういう方向で,私の命を輝かせていきたいと思っています。
(ただし,人と人とが真剣にぶつかる紛争に関わる弁護士業は,誰かを助けると誰かが苦しむこともまた避けられない。それは闘いですから,究極的に自然の世界と同じですね。)
ところで,命を輝かせることに…というと,正義の味方だろうから,(どっちかいうと)非があるほうの人の事件は一切受けないのか?というと,それは必ずしもそうではありません。
これに関する重大テーマ
司法の「正義」とは~何で悪い人にも弁護士がつくの?
については,近々記事にしたいと思います。
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