ブログの記事のアクセス数を見ると、ここ1週間くらい、なぜか突然、

夏の読書感想文!~オシムの言葉http://h-m-d.blog.so-net.ne.jp/2006-07-28

へのアクセスが急増しているではありませんか!

 過去記事で、突然、アクセス数が増える現象はときどきあって、「季節モノ」があることがわかりました。
 
5月は、灘校文化祭関係の過去記事(灘校文化祭 http://h-m-d.blog.so-net.ne.jp/2011-05-06

だったのですが、ここへきて、上にあげた記事。

 きっと、夏休みの宿題が大詰めを迎えて、そして、最後に残りがちな、読書感想文というヤマを前にして、ともかくも「読書感想文」というキーワードで検索してみたお子さん、お母さん、お父さんが想像されます。

 大変申し訳ないことに、「夏の読書感想文!~オシムの言葉」の記事は、読書感想文の書き方を解説したものでもなく、また、たぶん、本当の「夏の読書感想文」を書くときの参考にもあんまり…

 ましてや、「最後の手段!!」とかいって、この記事そのものを丸写しで原稿用紙に書いて学校に提出した場合、その後がどうなるか…「グッドラック」と声を掛けることしか、私にはできません。

 ただ、何の参考にもならないかもしれませんが、ともかくも、「オシムの言葉」は良い本ですよ。オシム監督の代表サッカーチームがその後どういう風に発展するのかがもっと見たかった、という思いは今もあります。

 そういえば、最近読んだサッカーの本はこれです。 



 

宮本式・ワンランク上のサッカー観戦術 (朝日新書)

  • 作者: 宮本恒靖
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2012/06/13
  • メディア: 新書



 元日本代表キャプテンの宮本恒靖選手(ガンバ大阪やヴィッセル神戸に所属、日韓W杯のときはフェイスマスクでプレーした)が書いた本ですが、面白かったです。

 サッカー選手の真価は、ボールを持っていない時間(1選手にとってみれば、90分のうち、2分だけボールタッチしていて、88分はボールを持っていないらしい)の動きにあるので、そこに注目したら、サッカーの見方が変わる、ということなどが書いてありました。

 なるほど、ボールがないときに、どういう準備をしているか、敵選手とどういう駆け引きをしているか…奥が深いんだなあ、と思わせられました。

 (ボールを持たない)88分の動きが重要、これはいろんな事に通じるんだろうなあ、と思いました。
 
 私の仕事で言えば、直接「事件」に関わるときに一生懸命やるのは当たり前ですが、それ以前の日頃の勉強とか、体調や感覚をよい状態に保っておくとか、自分だけでなく他の人が良い働きができるように何かする、とか色々。

 というわけで、今年の読書感想文は以上でした(私は、学校に提出しなくて良いぶん手抜きです。学校に提出する生徒さんたちは大変だと思いますが、まだのひとは、無理ない範囲で、できるだけなんとか仕上げて下さいね!)。


                                  村上英樹(弁護士、神戸シーサイド法律事務所