私の小6時の読書感想文~三国志編 [息抜き!?]
読書感想文の記事を書いたので、続きに、昔、私が小学校6年の時、(たぶん後にも先にも1回だけ)読書感想文で賞をもらったときのことを思い出したので、書いてみます。
読んだのは「三国志」。
何巻もになっているのは読めないので、子ども向けに1巻だけで簡単にダイジェストにしてくれているやつを読んで読書感想文を書きました。
実は、去年帰省したときに、私が使っていた部屋の片隅から、偶然、表彰状と作文そのものを発見しました。
なんと、たいそうに表彰状を額縁にいれて飾っていたのです。
読んでみると…
内容1 三国志の戦はスケールがでかい!日本の戦国時代などよりも、人数も、移動距離も、なにもかも!
→ (大人の私の感想)
いいところを書いていると思うけれども、これ 「あとがき」をぱくったんじゃないか?(たしかそうだった気がする。)
内容2 「死せる孔明、生ける仲達を走らす」のエピソード、死してなお自分の人形を作らせ敵に一泡吹かせた孔明の徹底した策士ぶりに感動!死んだ後のことをそこまで考えるなんて!
→ (大人の私の感想)
いいね、いいねえ。あまりに有名なエピソードだが、誰も一度はここで感動するよね!
この調子!
内容3 蔡瑁(さいぼう)のように、人を裏切る奴はいかん!「関羽のように、人を裏切らず、初心を貫く人こそ立派だと思います。」(終了) (註 蔡瑁は、私が読んだ本では、主君を裏切り曹操に味方したとんでもない奴という風に書かれていた。)
→ (大人の私の感想)
あらら。
最後の一文が「関羽のように、人を裏切らず、初心を貫く人こそ立派だと思います。」で原稿用紙規定枚数ぴったり終了。最後の「○」が左隅にぴったり収まっている。
せっかく内容2までがんばっていたのに、最後の最後がこれでいいの?
って、まあ、きっと当時は、そんなことより、「原稿用紙規定枚数ぴったりだ、やったー」と思っていたんやろうな-。
というものでした。
読んでみると、文章(文法とか原稿用紙の使い方、言い回しなど)は、われながら、小6にしては「がんばっている」と思いました。
内容も2まで、今見てもいい感じに思えます。
が、最後の最後が「人を裏切らない関羽は立派です。」で終わるという、なんというか、悪くはないと思うけど単純というか、まあ、小学生だからこれで良し良し、という感じのものでしょうが、やっぱ何か「惜しい!!」、ま、よく入賞したもんだなあ、と思いました。
それも、子どもらしく真っ直ぐな印象を与えて、それはそれで良かったたということだったのでしょうか。
生意気に「賢ぶって」みたりもしているけど、最後「やっぱ子ども」が露呈している、小6の私の作文。
小6生の、その「(大人になりつつある部分と子どもの部分など)色々」が混ざって現れた作文に、それが面白いから賞をあげよう、ともらえた賞だったのかも。
shiraさんのコメントしてくださった「成長物語」ですが、私の場合、整った「成長した」アピールの形でなくて、「成長しようとがんばっているけれども、まだまだ」な自分の姿をさらけだす形で「成長物語」を体現してしまっていたようです。ラッキーだったのは、きっと、それを好意的に見てくれた大人のがいたということなのでしょう。
そんな感じで、成長の跡(?)を振り返ると、なかなか笑えるようなことも多いものですね。
神戸シーサイド法律事務所
弁護士 村上英樹
読んだのは「三国志」。
何巻もになっているのは読めないので、子ども向けに1巻だけで簡単にダイジェストにしてくれているやつを読んで読書感想文を書きました。
実は、去年帰省したときに、私が使っていた部屋の片隅から、偶然、表彰状と作文そのものを発見しました。
なんと、たいそうに表彰状を額縁にいれて飾っていたのです。
読んでみると…
内容1 三国志の戦はスケールがでかい!日本の戦国時代などよりも、人数も、移動距離も、なにもかも!
→ (大人の私の感想)
いいところを書いていると思うけれども、これ 「あとがき」をぱくったんじゃないか?(たしかそうだった気がする。)
内容2 「死せる孔明、生ける仲達を走らす」のエピソード、死してなお自分の人形を作らせ敵に一泡吹かせた孔明の徹底した策士ぶりに感動!死んだ後のことをそこまで考えるなんて!
→ (大人の私の感想)
いいね、いいねえ。あまりに有名なエピソードだが、誰も一度はここで感動するよね!
この調子!
内容3 蔡瑁(さいぼう)のように、人を裏切る奴はいかん!「関羽のように、人を裏切らず、初心を貫く人こそ立派だと思います。」(終了) (註 蔡瑁は、私が読んだ本では、主君を裏切り曹操に味方したとんでもない奴という風に書かれていた。)
→ (大人の私の感想)
あらら。
最後の一文が「関羽のように、人を裏切らず、初心を貫く人こそ立派だと思います。」で原稿用紙規定枚数ぴったり終了。最後の「○」が左隅にぴったり収まっている。
せっかく内容2までがんばっていたのに、最後の最後がこれでいいの?
って、まあ、きっと当時は、そんなことより、「原稿用紙規定枚数ぴったりだ、やったー」と思っていたんやろうな-。
というものでした。
読んでみると、文章(文法とか原稿用紙の使い方、言い回しなど)は、われながら、小6にしては「がんばっている」と思いました。
内容も2まで、今見てもいい感じに思えます。
が、最後の最後が「人を裏切らない関羽は立派です。」で終わるという、なんというか、悪くはないと思うけど単純というか、まあ、小学生だからこれで良し良し、という感じのものでしょうが、やっぱ何か「惜しい!!」、ま、よく入賞したもんだなあ、と思いました。
それも、子どもらしく真っ直ぐな印象を与えて、それはそれで良かったたということだったのでしょうか。
生意気に「賢ぶって」みたりもしているけど、最後「やっぱ子ども」が露呈している、小6の私の作文。
小6生の、その「(大人になりつつある部分と子どもの部分など)色々」が混ざって現れた作文に、それが面白いから賞をあげよう、ともらえた賞だったのかも。
shiraさんのコメントしてくださった「成長物語」ですが、私の場合、整った「成長した」アピールの形でなくて、「成長しようとがんばっているけれども、まだまだ」な自分の姿をさらけだす形で「成長物語」を体現してしまっていたようです。ラッキーだったのは、きっと、それを好意的に見てくれた大人のがいたということなのでしょう。
そんな感じで、成長の跡(?)を振り返ると、なかなか笑えるようなことも多いものですね。
神戸シーサイド法律事務所
弁護士 村上英樹
2012-09-05 10:47
nice!(4)
コメント(6)
トラックバック(0)
いやあ、なかなかの文才というか、抜け目ない子どもだったんですねえ、hmさん。
でも、やっぱ親って、子どものこういうものを捨てないで取っておくものなんですよね。私はかなり薄情な人間ですけど、嫁サンは子どもの落書きなんかもかなり保存してます。
by shira (2012-09-05 21:41)
shiraさん
ナイス、コメントありがとうございます。
とっておくどころか、たいそうに、額縁に表彰状と作文が入れてありました。
きっと、およそ表彰などとは縁遠い子どもだったのでしょう。
作文は、小学生時代はいいですが、中高あたりのものはこっぱずかしすぎて、あんまり出てこないで欲しい、という気もします。
by hm (2012-09-06 09:14)
maiさん
ナイスありがとうございます。
by hm (2012-09-06 09:15)
関羽さんは中国では人気たかく評価高いみたいですね。中華街には孝明廟はなくても関羽廟はあるとか。
南京町に祀られてるのも関羽さんだとか。
うちは記憶では「女の一生」の感想文書いた気がします。全く内容覚えてませんが「無視?」されたのだけかすかに覚えています。
後は「変身」です。自分の肉体が変わっても人は自分とみとめてくれるの?
体が変わるって?
変わっても自分なの!
こんなこと書いてたような気がします。
さらに
モーパッサンさんの「紐」
かわいそうというようなのどこも書かれていないのにほんとかわいそうと思ったというような感想です。
こんなヘビーな文学読んだのに
その後(もっと成長後)
記憶は
「レミングの群れ」
悪者にしてみんなで袋叩きにして悲鳴あげている人にかわいそうとも思わない恐怖を書きました。
これは文学的に軽いんですが
今のうちに影響与えた作品です。
うちの日記になんどもレミングの群れ現象という言葉が出てきます。
by ayu15 (2012-09-09 15:35)
>ayuさん ナイスコメントありがとうございます。
ayuさんのは、深いですねえ。
自分はかなりノーテンキだったんだなあ、と思います(基本的に今も代わらず)。
by hm (2012-09-11 09:11)
心如さん
ありがとうございます。
by hm (2012-09-11 09:11)