4月に事務所を移籍して、もうすぐ半年になります。
今年は阪神タイガースの新外国人選手を見る目も変わりました。
今までは、
「今回の助っ人もアカンかなあ」
「バースの再来、って一体何人目やねん」
みたいな、阪神ファン特有のちょっと自虐的な見方をしていたものです。
ですが、今年のサンズ選手、ボーア選手に対しては、心の底から、
「がんばれ!!」
「打て!」
「頼む打ってくれ!そして、笑顔を見せてくれ」
と思います。
外国でキャリアを積み上げた上で、海を越える決意をしてやってきた新戦力。
来るだけでも大変だったのです。
何としても成功して欲しい。
私は神戸市内で事務所を移籍したのですが、それでも移籍するというのは予想通り「一仕事」でした。
それを海外から来ているのですから、サンズ選手、ボーア選手はもっと大変なはず!
さて、同じく新戦力の私ですが、移籍後1週間で自宅謹慎、ではなくて自宅勤務に。
予想もしていなかった「コロナ禍」です。
正直、出鼻をくじかれる思いもありましたが、代表の井口弁護士の発案で、
新戦力の村上も入れて、コロナで皆明日が見えない状態に、何か役立つコンテンツを作ろう
ということになり、4月8日に当事務所初のyoutube動画を、高島、高橋弁護士と一緒に作ることになりました。
その後の4,5月は、裁判業務はほとんどストップしました。
ただ、私自身は暇にはなりませんでした。
コロナ下での賃料問題などのブログ記事や動画解説をつくったり、神戸シティ事務所に入ったことで新たにサポートさせていただくことになった企業や自治体の相談がひっきりなしにあり、3月以前よりも仕事のスケジュールはビッシリでした。
6月からは事務所にフルに出られるようになり、新しい事務所のメンバーとの絆を作ることも本格的にできるようになりました。
大きな規模を有する企業や、自治体の相談には、会社法、地方自治法などはもちろん、特別法も含めてかなり専門的で、時間を取って法律調査をしなければならない案件も多く含まれます。
昨年までもそういう案件にあたることはありましたが、多くても年に数件程度。
その都度、やりがいを感じ、ラッキーだなあ、と思ったのを記憶しています。
ただ、そんな案件が、現事務所になると週に1件は確実にある、という感じでとても新鮮でした。
うれしい悲鳴ですが、やはり調べものには時間もかかるので、事務所に出る時間が、旧事務所のときは午前9時ころだったところ、移籍後はだいたい午前8時から出るようになりました。
そして、講師、講演、セミナーの機会にも恵まれるようになりました。
7月末に 電子契約セミナー(ウェブ)
8月 自治体での政策法務セミナー
顧問先でのコンプライアンス研修
9月 私立中高一貫校でのハラスメント研修
企業グループ対象の電子契約・民法改正セミナー(ウェブ)
と多いときは3週連続もありました。
どのテーマも講師をするとなると、新に学ぶか、あるいは、本格的に学びなおす必要があるものばかりです。
「講師を引き受ける」ことは「プレッシャー」にもなるのですが、ありがたいことに、いやでも勉強することになります。
コンプライアンスなどは、もともと概念としてはもちろん知っていましたが、研修講師としてしゃべるにあたっては、その本質を、事務所内外の講師の講演録や本などから突き詰めて勉強することになり、理解の度合いが変わりました。
このような機会を得られたこと自体ありがたいことでしたが、それだけではありません。
当事務所に入って驚いたのは、
「村上弁護士がコンプライアンス研修をやる」
ということになれば、メンバーが皆寄ってきて、
「参考になる講演録が確かここにあったはず」
「以前の録画を出してきました」
という風に、「放っておかない」チームになっているということでした。
私は、若いころなど特に一匹狼でちょっと「ツンとした」ところもあったので、こんな風に協力してもらえることに慣れておらず、最初はやや戸惑いましたが、
弁護士が10人いるということを、単に数が多いというだけでなく、こんな風に活かすものなのだ
と、これも新鮮に感じました。
9月から、毎月、弁護士が交代でzoomセミナー(テレワーク、相続法改正そのほか)を行っていく予定にしていますが、他の弁護士が講師を務めるときは今度は私がサポートをしてやっていこう、と思っています。
一方で、何せこれまで20年間同じところでやってきた環境が変わったので、新環境への順応の途中の部分もあります。
業務としては、これまでやってきた裁判案件中心の業務について変わらずスピーディに適切に遂行しくのはもちろん、そのうえに、移籍後携わることになった企業、自治体法務その他に力を注いでいきたいし、また、弁護士業務以外にも地域活動にも参加したいし、経営者同士の繋がりもどんどん広げていきたい。
とにかく今までの感覚でいえば、時間がいくらあっても足りないのが正直なところです。
上のように欲張りに活動しようとして、このまま従来型で仕事時間、活動時間を増やすならば、どうしてもプライベートや休息時間が犠牲になる、というのが目下の課題です。
が、ここは、コロナも契機に、リモート会議や仕事のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めることによって、自分が同じ時間で「生み出せる価値」を何倍にもできる方法を模索していくつもりです。
その暁に、自分の業務もプライベートもバランスよく充実して、皆様に対して、より役に立てることの幅、質、量とも大きくしていけるように努めます。
こんな感じで移籍後半年を迎えています。
願わくば、サンズ選手、ボーア選手も来年以降も阪神でバリバリ活躍してもらえたらうれしいです。
スポーツの世界はさらに移動が激しいので、それはどうなるか分かりませんが、せっかく同時期に「新戦力」となった両選手には勝手に親近感を抱いています。仮に、阪神の選手でなくなっても野球選手としてさらに成功して欲しい!
顧客の皆様には、移籍に伴ってお手数をおかけしたこともありましたし、コロナ期間はイレギュラーな執務体制になりご不便をおかけしたこともありました。
それにもかかわらず頼っていただけることを有難く思っています。
今後とも精進しますのでどうぞよろしくお願いします。
弁護士法人神戸シティ法律事務所
弁護士 村上英樹
今年は阪神タイガースの新外国人選手を見る目も変わりました。
今までは、
「今回の助っ人もアカンかなあ」
「バースの再来、って一体何人目やねん」
みたいな、阪神ファン特有のちょっと自虐的な見方をしていたものです。
ですが、今年のサンズ選手、ボーア選手に対しては、心の底から、
「がんばれ!!」
「打て!」
「頼む打ってくれ!そして、笑顔を見せてくれ」
と思います。
外国でキャリアを積み上げた上で、海を越える決意をしてやってきた新戦力。
来るだけでも大変だったのです。
何としても成功して欲しい。
私は神戸市内で事務所を移籍したのですが、それでも移籍するというのは予想通り「一仕事」でした。
それを海外から来ているのですから、サンズ選手、ボーア選手はもっと大変なはず!
さて、同じく新戦力の私ですが、移籍後1週間で自宅謹慎、ではなくて自宅勤務に。
予想もしていなかった「コロナ禍」です。
正直、出鼻をくじかれる思いもありましたが、代表の井口弁護士の発案で、
新戦力の村上も入れて、コロナで皆明日が見えない状態に、何か役立つコンテンツを作ろう
ということになり、4月8日に当事務所初のyoutube動画を、高島、高橋弁護士と一緒に作ることになりました。
その後の4,5月は、裁判業務はほとんどストップしました。
ただ、私自身は暇にはなりませんでした。
コロナ下での賃料問題などのブログ記事や動画解説をつくったり、神戸シティ事務所に入ったことで新たにサポートさせていただくことになった企業や自治体の相談がひっきりなしにあり、3月以前よりも仕事のスケジュールはビッシリでした。
6月からは事務所にフルに出られるようになり、新しい事務所のメンバーとの絆を作ることも本格的にできるようになりました。
大きな規模を有する企業や、自治体の相談には、会社法、地方自治法などはもちろん、特別法も含めてかなり専門的で、時間を取って法律調査をしなければならない案件も多く含まれます。
昨年までもそういう案件にあたることはありましたが、多くても年に数件程度。
その都度、やりがいを感じ、ラッキーだなあ、と思ったのを記憶しています。
ただ、そんな案件が、現事務所になると週に1件は確実にある、という感じでとても新鮮でした。
うれしい悲鳴ですが、やはり調べものには時間もかかるので、事務所に出る時間が、旧事務所のときは午前9時ころだったところ、移籍後はだいたい午前8時から出るようになりました。
そして、講師、講演、セミナーの機会にも恵まれるようになりました。
7月末に 電子契約セミナー(ウェブ)
8月 自治体での政策法務セミナー
顧問先でのコンプライアンス研修
9月 私立中高一貫校でのハラスメント研修
企業グループ対象の電子契約・民法改正セミナー(ウェブ)
と多いときは3週連続もありました。
どのテーマも講師をするとなると、新に学ぶか、あるいは、本格的に学びなおす必要があるものばかりです。
「講師を引き受ける」ことは「プレッシャー」にもなるのですが、ありがたいことに、いやでも勉強することになります。
コンプライアンスなどは、もともと概念としてはもちろん知っていましたが、研修講師としてしゃべるにあたっては、その本質を、事務所内外の講師の講演録や本などから突き詰めて勉強することになり、理解の度合いが変わりました。
このような機会を得られたこと自体ありがたいことでしたが、それだけではありません。
当事務所に入って驚いたのは、
「村上弁護士がコンプライアンス研修をやる」
ということになれば、メンバーが皆寄ってきて、
「参考になる講演録が確かここにあったはず」
「以前の録画を出してきました」
という風に、「放っておかない」チームになっているということでした。
私は、若いころなど特に一匹狼でちょっと「ツンとした」ところもあったので、こんな風に協力してもらえることに慣れておらず、最初はやや戸惑いましたが、
弁護士が10人いるということを、単に数が多いというだけでなく、こんな風に活かすものなのだ
と、これも新鮮に感じました。
9月から、毎月、弁護士が交代でzoomセミナー(テレワーク、相続法改正そのほか)を行っていく予定にしていますが、他の弁護士が講師を務めるときは今度は私がサポートをしてやっていこう、と思っています。
一方で、何せこれまで20年間同じところでやってきた環境が変わったので、新環境への順応の途中の部分もあります。
業務としては、これまでやってきた裁判案件中心の業務について変わらずスピーディに適切に遂行しくのはもちろん、そのうえに、移籍後携わることになった企業、自治体法務その他に力を注いでいきたいし、また、弁護士業務以外にも地域活動にも参加したいし、経営者同士の繋がりもどんどん広げていきたい。
とにかく今までの感覚でいえば、時間がいくらあっても足りないのが正直なところです。
上のように欲張りに活動しようとして、このまま従来型で仕事時間、活動時間を増やすならば、どうしてもプライベートや休息時間が犠牲になる、というのが目下の課題です。
が、ここは、コロナも契機に、リモート会議や仕事のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めることによって、自分が同じ時間で「生み出せる価値」を何倍にもできる方法を模索していくつもりです。
その暁に、自分の業務もプライベートもバランスよく充実して、皆様に対して、より役に立てることの幅、質、量とも大きくしていけるように努めます。
こんな感じで移籍後半年を迎えています。
願わくば、サンズ選手、ボーア選手も来年以降も阪神でバリバリ活躍してもらえたらうれしいです。
スポーツの世界はさらに移動が激しいので、それはどうなるか分かりませんが、せっかく同時期に「新戦力」となった両選手には勝手に親近感を抱いています。仮に、阪神の選手でなくなっても野球選手としてさらに成功して欲しい!
顧客の皆様には、移籍に伴ってお手数をおかけしたこともありましたし、コロナ期間はイレギュラーな執務体制になりご不便をおかけしたこともありました。
それにもかかわらず頼っていただけることを有難く思っています。
今後とも精進しますのでどうぞよろしくお願いします。
弁護士法人神戸シティ法律事務所
弁護士 村上英樹