弁護士ドットコムで、ニュース記事にコメントを求められたので、答えています。

 http://www.bengo4.com/topics/3085/

 ベラルーシで通称「ニート罰金法」なる法律が出来たそうなのです。
 一定期間働かないと罰金を課される、という過激な法律です。

 日本でそんな法律ができたらさすがに憲法違反になるでしょうよ、というコメントをしています。

 ただ、世間の風潮として、単純に、

働かないのは悪い
罰金でも課せば良い


という発想になる人も多いだろうと思われるので、

そんな単純なものではないでしょう!

ということを言っておく必要もあるだろう、といったところです。

 職が得られないのを「個人の努力不足」等々と切って捨てるのは簡単でも、切って捨てて解決するものではない。

 社会が個人の努力を促し、また、個人の活躍の場を応援するものにするよう変わっていかなければ、という風にも思います。

                                           弁護士 村上英樹(神戸シーサイド法律事務所