上映中止問題などなどで話題になっている映画「靖国YASUKUNI」を見てきました。
 日弁連の試写会、1600人の応募中当選200人に当たりました。

 中国人監督が、靖国神社の8月15日を撮った映像と、「靖国刀」をつくる90歳の刀匠を撮った映像などなどが、特にナレーションなしで放映されるドキュメンタリー映画でした。

 一部の方々から問題視されているのは、その中で戦争中の写真(日本兵が中国人を斬っている写真)が出てくるのですが、それが偽物の疑いを指摘する人もいるものだということなどから、「反日映画」である等の指摘があることです。
 それから、台湾人が靖国神社で合祀されていますが、その合祀をやめさせる裁判があって、その原告の人が写っていることを問題視する人もいるとのことです。

 そういう場面はあったのですが、一方、

・ 8月15日に、大日本帝国軍の制服を着てお参りする人たちの姿
・ 小泉首相や石原慎太郎氏、稲田朋美議員の話しておられる姿

もかなりの時間収録されており、要するに、靖国神社にまつわるアレコレ、つまり、色んな立場から色んな思いを表現する人がいるという映像が収録されていました。
 
 そういう色んな人の色んな姿を見たとして、映画を観る人によって感想も様々なものだろうな、と思いました。