亀田だいき選手の反則行為が話題になっていますね。1年間の出場停止処分だそうで。
ノーブルな性格の私は,元々,亀田ファミリーのノリが好きではありませんでした。
で,やっぱり,内藤選手と亀田だいき選手とでは,現状で相当力量の差があるんだなあ,と感じました。でも,なんで,亀田はあんなに苛ついていたんだろう?と不思議になりました。
さて,亀田ファミリーに処分,というわけで,完全に悪者扱い(というか,今回はもちろん悪い)わけですが,私は,将来的には亀田だいき・こうき選手らにはまだまだ十分にチャンスがあると思い,ここまできたら逆に復活を願います。
「切腹しろ!」とかネットで書かれているけど,んなことしたら,死んじゃうじゃん!
私が思うに,人には,
世間的に非難を浴びた悪者は,一生刻印を背負って,日陰で生きろ!
という一方的かつ短絡的な心だけではなく,
「悪玉」が改心(?)して,行いを改め,真面目に努力をするようになった姿には,もともと善玉キャラだった人に対する以上に,賛辞を送り,応援する
という「赦しプラスアルファ」みたいな心があると思う。
世界中どこでもそういう人の心があって,きっと日本人も例外ではないようです。
古くは,「弁慶」もそうだし,アニメ「デビルマン」もそう。「悪魔の力身につけた~正義のヒーロー デビルマン デビルマン♪」です。
ヤンキー先生なんかは,まさにそれが売り(売りすぎでしょうかね。「売り」というより「生命線」!?)。
もともと悪かった荒くれ者が,「善玉」になると,余計に人は応援したくなる。
つまり完全な善人・悪人がいるわけなくて,誰でも,よい心と悪い心が併存しているからこそ,その両面を曝しつつも自分なりに良くなろうとしている姿には,ついつい応援しちゃう,ってのがありますよね。
だから亀田はチャンスかも。
一年じっくり密かに練習して,そののち,普通以上にフェアプレーのボクサーになって,そのうえでガンガン勝ちまくれば,
「あの悪かった亀田がなあ… 変われば変わるものや」
と多くの人がいうようになって,逆に,亀田が年を取って体力が衰えてその時の若手ボクサーに追い込まれるときになると,
まさに判官贔屓で,多くの人が手に汗握って亀田を応援し,奮闘に涙するようになるかも
と思います。
てなことで,まあ,「亀田バッシング」に明け暮れるのではなくて,ボクシング協会の厳正な処分により,またそれに直面して,亀田も他のボクサーも,もっともっとフェアプレーで質のいいボクシングをして,良い競い合いをして盛り上がっていけばいいな,と思ったのでした。