真面目にサラ金規制をして消費者保護をしようと考えた後藤田氏には,「サラ金規制見直し」は名ばかりで,結局サラ金の利益を守ってしまいそうな金融庁の動きが,どうしても耐えられない…という心境だったのでしょう。そして自分が進退をかけるほどの重大問題だと,世の中にアピールしようと考えたのだ,とも思えます。

(以下,日経ニュースより引用)後藤田政務官が辞意、金融庁の貸金業制度見直し案に抗議
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060905AT3L0505P05092006.html
 内閣府の後藤田正純金融担当政務官は5日夕、6日に政務官の辞職を申し出ることを文書で表明した。辞職を表明した理由として、5日に金融庁が公表した貸金業制度の見直し案が、同庁内の有識者懇談会や与党などの考え方と「ほど遠い案」になっていることを挙げている。

 後藤田氏は金融庁案に対し「核心部分については妥協した案となっていることに金融担当として責任をもてない」とし、「(有識者懇談会の)委員の方々に心から辞任をもっておわびしたい」としている。〔NQN〕  (20:00)(引用終わり)