この男の引退に、何か一言言わねばなるまい！！
サッカー日本代表 中田英寿選手が引退を発表しましたね。
29歳、体力はまだまだある、類まれな身体能力とセンス、そして、常に上を向く姿勢、すんごい強そうな「芯」
もはや説明の必要もない、日本サッカー界の至宝である彼。
以前、私は、荒川選手（フィギュアスケート）、新庄選手（日本ハムファイターズ）の引退の際にも書いたように、こういうとき、「惜しい」「やめないで～～」というのはやめておくことにします。
- スポーツ！！
いうまでもなく、中田の人生は、日本サッカー界のものでも、日本代表サポーターのものでもなく、彼自身のものだから。
彼がプロ選手としてサッカーを続ければ恐らく次のW杯、南アフリカ大会のピッチに立つでしょう。
しかし、そのことよりも、彼の中で大きな、意味のある何かをやりたい、あるいは、探したいんだろうな。
彼はそのことを考えて今ワクワクしているのだろうな。
体力が続く限り現役サッカー選手としてやり続ける三浦カズ選手のような在り方は一途で美しい。
一方で、若いエネルギーを別のことにぶつけていこうと飛び立った中田ヒデ選手の思い切りよさもまた爽快。
「彼にとって、サッカーだけが人生の全てじゃない。」というＴＶのコメンテーターの言葉を聞いて、倖田來未のＢｕｔｔｅｒｆｌｙというヒット曲の、
「君は私の全てではない」
というワンフレーズがなぜか耳によみがえりました。この歌詞は、「でもとっても大事」という風に続く、恋愛の歌ですが、「君は私の全てではない」という部分の、（恋愛においても）何かを絶対視しない地に足がついた感じが、とても印象深く、お気に入りの歌詞です。
一途も美しい、でも、視野を広く保ち一番大事なものを探す姿勢もまた美しい。人それぞれに、自分らしい美しさがある。
ともかくも、中田ヒデの今後に、私も純粋にワクワク。興味津々です。
彼の船出に、
ボンボヤージュ！！（フランス語で「良い航海を！！」の意。船出のときの挨拶ことば。）
そして、今まで、幾多の感動を、僕らに伝えてくれた魂を、ありがとう。