私が初めて司法試験を受けた時の話の続き。

 ①「序章」はこちら http://h-m-d.blog.so-net.ne.jp/2017-02-22

 
 平成8年3月下旬、私は5月GW明けにある司法試験の短答式試験の受験を控えていた。
 年明けから司法試験予備校LECに通って、猛烈な勢いで勉強を始めていた。

 私のコンセプトは次のようなものだった。
 
 何せ、キャリア何年もの歴戦の司法試験受験生たちと比べて圧倒的に知識も経験が足りない。
 それに勝つためには、自分で考える「正しい作戦」を徹底するしか勝ち目はない。
 
 私のコンセプトは次の通りで、合格するまでこれを意識し続けた。

(法律の勉強におけるコンセプト)

・ 通常の司法試験受験生と比べて圧倒的に知識が足りない。
・ だから、基礎・基本に忠実に勉強する。
・ 法律の勉強としては、まず「法律の条文そのもの」を一々六法で確認する。