日本の夏,について述べます。広い意味の「球児」の夏!!(「球児」…狭い意味では,藤川球児投手のこと。余計な註釈でした。)
高校野球決勝熱いですねー。素晴らしい両エースの投げ合い。
駒苫・田中と早実・斎藤,あなたはどっちを応援しますか?どっちも?そんな人が多いのかもしれないですね。
私はスッキリ顔の斎藤君のにわかファン(?)ですが,田中君の気迫・大事な場面での集中力も見事だと思う。恐れ入った!
試合内容や野球のプレーについてあれこれ論評するのは,この両チームのゲームについて,全く必要ない。
見てたら見たまんま,という,言葉を挟む余地のない好ゲーム。
今日も好ゲームを期待する。いや,期待などしなくても,好ゲームになるに決まってる。
いやー,これこそ,日本の夏だ。
甲子園の決勝戦という晴れ舞台で,決勝引き分け再試合,こんな素晴らしい舞台があるだろうか?
だが,日本の野球の夏は,甲子園だけではない。
地方の色んな球場で,あるいは,草ぼうぼうの公園で,
草野球のおっちゃんエース同士の壮絶な投げ合い
少年野球のどろんこ大熱戦
ちびっこ野球少年同士の日暮れまで続く,庭球野球(?)※小さい頃みんな遊んだ,柔らかいボールでの野球。2人から試合可。
等々…
が,同時に開催されているのだろう。
そして,草野球のおっちゃんも,野球らしきことをはじめたばかりのちびっ子も,みんな,「俺は田中」「ボク斎藤」だと思いこんで,ボールを追っている。
こんなとき,勝ち負けも,投げ方,打ち方もなんだっていいよね。
汗を一杯にかいて家に帰ったら,冷たいサイダーや麦茶が待っている。
そんな日本の夏。
夏は,特に夏の午後は,あたまもぼーっとなる。だけど,だから難しいことを考えなくてすむ。思いっきり熱い気持ちを発散させることができる。
常夏じゃない四季のある日本の夏だからこそ,一年分の「熱さ」がここで思いっきり噴出し,ぶつかって,凄い反応を起こし,忘れられない夏になるんだろうな,と思う。